住友商事は、米州住友商事(以下、住友商事グループ)を通じて、車載ハードウェアと人工知能を活用したモビリティーサービス用のクラウドプラットフォームを開発するスタートアップ企業、ActiveScaler(AS社)に出資参画することを、1月9日、発表した。
AS社は、物流事業者向けに独自開発されたタクシーやトラック等の輸送用車載器と、そこから収集される運行状況や道路状況等をクラウド上で人工知能を利用して分析するノウハウを有し、事業者に対してリアルタイムかつ正確な判断を提供することで、輸送や運送事業のより効率的かつ安全な経営をサポート。
既に2015年よりインドにおいてサービス提供を開始し、累計400社、3万5千台分のデータ解析を展開している。
また、2018年下期からは、北米およびアジアでのサービス提供を予定しており、将来的には対象エリアをその他の東南アジア地域にも拡大し、サービス対象車輌を増加させる予定だと云う。
住友商事グループは、自動車業界の産業構造変化に伴う事業機会に注目。この出資を通じてAS社を支援することで、次世代モビリティー社会の構築に貢献したいとコメントしている。
[ActiveScaler 概要]
企業名:ActiveScaler, Inc.
設立:2010年
本社所在地:Mountain View, California
事業内容:タクシー業者、物流業者、フリート業者、MaaSプレーヤー向け車載器+クラウドサービスおよびコネクテッドAIプラットフォームの提供