スバルは9月13日、同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)が、9月12日に行われたSUPER GT 2021シリーズ第5戦「SUGO GT300km Race」決勝レースに、新型SUBARU BRZ GT300(チーム名:SUBARU BRZ R&D SPORT、ドライバー:井口卓人/山内英輝)で参戦し、今シーズン初優勝を果したと発表した。
11日に行われた予選では、2戦連続となるポールポジションを獲得。決勝レースでは、他のマシンのアクシデントによりセーフティカーが導入されるなど先の読めないレース展開のなか、首位を守って周回を重ね、2018年第6戦SUGO以来3年振りの優勝を飾った。
チーム総監督の小澤正弘は、「タイヤ戦略的にはギリギリの作戦だったので心配はありました。しかし前半スティントで井口が長い距離を、しかも後続との差を保ちながらポジションキープしてくれたので、その後の戦略がうまくいきました。本当にみんながいい仕事したと思います。シリーズでは、今回は折返しのレースだったので、上位に行けたのは良かったし、次のオートポリスも得意なのでポイントが取れるよう頑張ります」と語っている。
SUPER GTは全日本GT選手権を引き継ぎ2005年に発足したシリーズで、現在日本国内で人気のあるモータースポーツカテゴリーのひとつ。STIはR&D SPORTと共に2009年よりLEGACY B4 GT300で参戦を開始。2012年シーズンからは、SUBARU BRZ GT300で参戦している。今シーズンは、SUBARU BRZのフルモデルチェンジを機に、新型マシンを投入。低重心でコンパクトな水平対向エンジンがもたらす走行性能の高さとそのシルエットは、多くのレースファンに支持されているという。