HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT
内燃機関の環境対応に挑みながら、各種将来技術をレースの現場で鍛える
SUBARUは、2024年7月27日から28日に掛けて大分県日田市のオートポリスインターナショナルレーシングコースで開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第3戦スーパー耐久レースinオートポリス」に、新車両「HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT(ハイ パフォーマンス エックス フューチャー コンセプト)」で参戦する。
Team SDA Engineering メンバー
SUBARUは、内燃機関を活用した燃料の選択肢を広げる挑戦として、カーボンニュートラル燃料を使用した車両でスーパー耐久シリーズ2022より参戦。
モータースポーツで求められる短いサイクルで仮説と検証を繰り返すというアジャイルな開発を通じてエンジニアを育成し、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を進めると共に、カーボンニュートラル社会の実現を目指してきた。
「HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT」は、4ドアセダンをベースとし、レース用にチューンした水平対向ターボエンジンを搭載。駆動方式はSUBARUが磨き上げてきたシンメトリカルAWDを採用している。
使用する燃料はこれまで同様、カーボンニュートラル燃料(二酸化炭素、水素、非食用のバイオマス由来の合成燃料)を使用し、ST-Qクラス(既存クラスに該当しないメーカー開発車両扱い)に参戦する。
スーパー耐久シリーズには、人財育成と将来のバッテリーEVも含めた市販車への技術的なフィードバックを目的として、SUBARU技術本部の社員が参画した「Team SDA Engineering(チーム スバル ドライビング アカデミー/SUBARUの技術者を育てる社内の人財育成システム)」が参戦。
「HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT」は、ターボエンジン(スポーツユニット)のカーボンニュートラル燃料を含めた環境対応に挑みながら、AWD駆動力制御など各種将来技術をレースの現場で鍛えていく。
HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT主なスペック
車両名: HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT
全長: 4,670mm
全幅: 1,865mm
全高: 1,420mm前後
ホイールベース: 2,675mm
エンジン: FA24 BOXER DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ
燃料@ カーボンニュートラル燃料
排気量: 2,387cc
最高出力: 300PS以上
最大トルク: 400Nm以上
駆動方式: DCCD[ドライバーズコントロールセンターデフ]方式AWD改
トランスミッション: 6MT
ブレーキ フロント:6ポット / リヤ:4ポット
ホイール: BBS製 18インチ x 11J
タイヤ: BRIDGESTONE製 260/660 R18
<SUBARU MOTORSPORT MAGAZINE(スバル・モータースポーツ活動)>
https://www.subaru-msm.com/2024/durable/