スバル(SUBARU)と同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)は、2020年9月24日(木)~27日(日)に開催が予定されている第48回ニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦見送りを決定した。
スバルらは、2008年から12年間、ニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦を継続。今年もクラス3連覇を目指して準備を進めてきた。
しかし、世界的な新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を受け、海外でのレース参戦においてドライバー、パートナー企業各社、従業員を含む関係者の安全を確保した上で、チームが万全の体制で臨むことはできないと判断した。
レースへの参戦見送りについて、STI代表取締役社長の平岡泰雄氏は、以下のようにコメントしている。
「今年はこのような残念な決断に至りましたが、逆にSTIが目指す未来に向けての第一歩と捉え、チームおよび関係者全員一丸となり2021年に向け、力強く前進いたします。
いつもスバル/STIを熱く応援下さるファンの皆様、チームを支えて下さるスポンサーの皆様、そして協力者の方々に感謝いたします。
今後とも応援いただけますよう、よろしくお願いいたします」。
また、STI NBR CHALLENGE総監督の辰己英治氏は、以下のようにコメントしている。
「この度の参戦断念の決定は、関係者の皆様に大きな落胆を与え、また我々も残念で悔しくてなりません。しかしながら、この期間を逆にチャンスと捉え、技術の向上、人材育成、SUBARU車、STIパーツの更なる進化のための時間、と考えていこうと思います。
そして、『もっと運転が上手くなるクルマを!』、そんな力を蓄え、今後もファンの皆様のご期待に応えていきたいと思います。
引き続きのご支援、ご声援をいただければ幸いです」。