スバル(SUBARU)が米国で販売する2020年モデルが、米国の道路安全保険協会(IIHS/*1)による2020年安全性評価で、4つの「トップセイフティピックプラス(TSP+)」と5つの「トップセイフティピック(TSP)」の、計9つの賞を獲得した。
最高評価のTSP+を獲得したのは、アウトバック(2019年11月以降の生産車)と、レガシィ、フォレスター、クロストレック ハイブリッド(*2)の2020年モデル。
また、アセント(特定のヘッドライト(*3)装着車)、クロストレック、インプレッサ(セダン、5ドア)、WRX(いずれもアイサイトおよび特定のヘッドライト装着車)の2020年モデルは、TSPを獲得した。
2020年安全性評価においてTSPを獲得するには、前面・側面・後面・スモールオーバーラップ(運転席側、助手席側)衝突、ロールオーバー(車両転覆)耐衝撃性能試験のすべてにおいて「Good」、前面衝突予防評価において対車両および対歩行者の両方で「Superior」もしくは「Advanced」、且つヘッドライト性能試験において「Good」もしくは「Acceptable」を獲得することが求められる。
さらに、「Good」もしくは「Acceptable」評価を獲得したヘッドライトを標準装備したモデルには、最高評価であるTSP+が与えられる。
IIHSは、継続的に評価基準を厳格化することで、より安全なクルマの普及に取り組んでおり、2020年安全性評価ではTSP/TSP+の獲得条件として前面衝突予防評価に対歩行者の項目が新たに追加された。
スバルは、同社のアイサイト装着車の全てがこの項目で最高評価となる「Superior」を獲得したことを受けて、長年取り組んできた安全を追求したクルマづくりが、第三者機関からの高い評価にもつながったとしている。
*1:Insurance Institute for Highway Safety。
*2:日本名 SUBARU XV。
*3:アセント、クロストレック、インプレッサ(セダン、5ドア)はハイビームアシスト機能付きステアリング連動ヘッドライト、WRXはステアリング連動ヘッドライト。