立乗り三輪モビリティを開発するストリーモは6月21日、東京都主催で、スタートアップの成長を着実に支援する「スタートアップ社会実装促進事業( PoC Ground Tokyo )」に於いて令和6年度採択事業として選ばれた。
そんな同社は2021年8月に創業。利用者のユーザーの「安心感」を第一に立乗り三輪モビリティーの開発・量産化を進め、昨年2023年よりデリバリーを開始。その活躍範囲は40-70代の個人利用やアミューズメントパーク、倉庫の従業員利用など多彩だ。また9月より一般消費者及び事業者向けにストリーモ製品の市場投入も始動させたスタートアップ企業だ。
対して東京都主催のスタートアップ社会実装促進事業とは、新たなビジネス領域で大きな成長を志向するスタートアップのニーズに合わせて、仮説検証や社会実装に向けた実証実験を効果的にサポート。スタートアップの成長を着実に支援することを目的としている。
今回ストリーモが、当該令和6年度採択事業として選ばれた理由のひとつは、歩く〜自転車のスピードまで自分のペースで移動できることに加え、人が持つ自然な反応を活かした独自の「バランスアシストシステム」(特許取得済み)により、停止時も自立し、1-2km/hといった極低速から快適な速度まで転びづらい車体設計にある。
20kgの荷物を乗せた場合でもバランスを保持し、石畳や轍(わだち)、傾斜でも進路や姿勢を乱されにくい。従って様々なシーンで幅広い年齢層を対象にサービス提供しても、個々利用者のペースで安心して利用できる。
そこで今回、大型商業・公共施設でのシニア世代の外出・来訪促進、回遊・滞留性の向上を目的に、自治体や事業者との協業し、将来的な社会実装に向けた実証実験を行う。ストリーモが提供する移動体験により、シニアのQOL向上および都市の魅力向上を視野に据えている。またストリーもとして、この機会を契機に更なる社会的実装活動を拡大していきたい考えだ。
・会社名:株式会社ストリーモ
・所在地:東京都墨田区
・代表取締役:森 庸太朗
・創業:2021年8月
・資本金:1億円