東日本旅客鉄道(JR東日本)と中国のオンライン旅行会社のCtrip(Ctrip.com international)は4月12日、東北をはじめとした東日本エリアへの、訪日外国人旅行者の誘客に向けた戦略的提携で合意した。
JR東日本グループは、強い顧客接点を持つ「Ctrip」と、鉄道パスなど鉄道サービスの販売を通じ、東北をはじめとした東日本エリアへの誘客プロモーションを共同で実施し、地域の魅力を発信することで、更なる地域活性化に取り組んでいくとしている。
1.戦略的提携の目的
Ctripは中国最大規模のオンライン旅行会社で、航空券、宿泊、鉄道サービスの販売と観光情報発信をワンストップのプラットフォーム「Trip.com」で展開。JR東日本グループは、Ctripとの提携により、双方の強みを最大限に活かし、東北・東日本への創客の拡大を目指す。
○東北地⽅向け共同誘客プロモーションの実施
JR東日本およびジェイアール東日本企画は、東北観光推進機構や日本政府観光局(JNTO)と連携し、地域の魅力やアクセスといった情報をCtripに提供。Ctripは、東北および東日本の観光誘発プロモーションのため、会員に向けて自社メディアや SNS(微信)を通じて情報配信を行う。
○鉄道パスなど鉄道サービスの販売
JR東日本およびびゅうトラベルサービスは、Ctripに鉄道パスなどの鉄道サービスを提供し、月間2億人のアクティブユーザーを持つCtripグループの販売サイトを通じて、訪日外国人旅行者向けに鉄道サービスの販売を行う。
2.戦略的提携の開始および提携内容の発表
両社は4月12日、中国(上海)でメディア向けに発表会を開催した。
– 名称:CtripとJR東日本との東北地⽅への創客に関わる戦略的提携発表会
– 日にち:2019 年4月12日
– 場所:オークラガーデンホテル上海
– 内容:
・東北ミニショー(さんさ踊り)
・各社取組み紹介(Ctrip、JR東日本)
・東北観光の魅力紹介(東北観光推進機構)
・基本合意書(MOU)締結調印式(Ctrip、JR東日本)
[Ctripについて]
1999年創業のCtripは、中国での宿泊予約、交通機関の発券、パッケージツアー、企業旅行手配など、中国国内の宿泊施設と交通チケットのオンライン取引量、業界最大規模の大手旅行サービスプロバイダ。
包括的な旅行関連情報を集約し、モバイルアプリ、インターネットWebサイト、無料通話サービスや24時間対応のカスタマーサービスからなるプラットフォームを通じてサービスを提供する他、企業の出張管理サービスも提供している。
<Trip.com(トリップドットコム)について>
Trip.comは、Ctripが運営する中国国外向けオンライントラベルエージェント。3万人以上の従業員と3億人以上の登録会員を擁し、宿泊予約、交通チケット、パッケージツアー等を提供。世界中の23の市場をカバーする19ヶ国語対応のウェブサイトとアプリを通じ、旅⾏商品のワンストップ予約サービスを提供し、提携ホテルは世界200ヶ国120万軒、フライトは200万ルート、5,000都市を網羅。24時間 365日のカスタマーサービスにも対応している。
■Trip.com(日本語):https://jp.trip.com/?locale=ja_JP