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2019年1月26日【エネルギー】

関越道の大泉JCTでトンネル掘削機・シールドマシンの発進式

坂上 賢治

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 東京外かく環状道路(外環道)の関越自動車道(関越道)と東名高速道路(東名高速)を結ぶ、トンネル掘削機・シールドマシンの発進式が1月26日、関越道の大泉JCT(東京都練馬区)で行われた。(坂上 賢治)

 

トンネル工事は、2年半をかけて7kmを掘削する。東名高速側からの掘削工事は2年前に着工しているが開通時期は未定としている。

 

 

 シールドマシンは、直径16mで国内最大の規模を誇る。工事は、2基のシールドマシンで地下約40mに南・北行の二つのトンネルを掘削し、片側3車線の計6車線を構築する。

 

また、掘削土砂は、既存の外環道中央部分にベルトコンベヤを設置し、約6㌖先の和光市に運搬。予定土量は約240万m2、10トンダンプで約50万台分、1日最大2千台分となる。和光市の仮置き場に土砂を運搬することで、交通量の多い大泉周辺の交通負荷を軽減する。

 

 同区間が開通すると、関越道・大泉JCTから東名高速・東名JCTまでの所要時間は、既存の環状8号線利用で60分が、約4分の1の12分と大幅に短縮される見込みだ。

 

この区間は当初、高架式で計画されていたが、地上部への影響を小さくするため、2007年に地下方式に都市計画を変更した。工事は国土交通省、東日本高速道路、中日本高速道路の共同事業で行われる。

 

 

 発進式には、石井啓一国土交通大臣や小池百合子都知事、関係者ら約200人が参加した。石井大臣は「外環道の東京区間は関越道、中央道、東名高速という国土の大動脈を6車線の地下道で直結し強力なネットワークとなる。

 

また、環状8号線など周辺道路の混雑緩和や地域の交通安全に寄与するものと期待している。また、湾岸部までつなぐ東名高速以南の計画の具体化も進めて行く」と述べた。小池都知事は「外環道は首都圏の交通や物流の大幅な効率化に資するものだ。また、災害時の避難や救急活動への有効な選択肢が増える」と語った。(佃モビリティ総研・片山雅美)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。