京急電鉄とscheme vergeは、10月22日から、三浦半島における観光型MaaS(Mobility as a Service)「三浦Cocoon(コクーン)」を開始すると発表した。
「三浦Cocoon」は、コンテンツ重視の観光型MaaSで、京急電鉄およびscheme vergeが、観光プラットフォームとして基盤整備を行う。同時に三浦半島地域の観光事業者や自治体、サポート企業など60団体が、観光活性化コミュニティ「Cocoon Family」を結成し、半島全体で連携して観光コンテンツの開発を通じた「すごしかた」提案に取り組んでいく。
三浦半島地域の観光事業者/自治体/サポート企業の連携により、地域が一体となって三浦半島観光のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していくものだ。
「Cocoon Family」参加団体向けサービスとして、「三浦Cocoon for business」を提供し、参加団体が共通で使えるWEBプラットフォームや、共通予約/決済システムなどの環境を整備(※共通予約/決済フォームの導入は2021年2月予定)することで、三浦半島を訪れる観光客がワンストップな観光や、シームレスな移動ができる環境を目指している。
京急電鉄およびscheme vergeは、「Cocoon Family」事務局として参加団体同士で連携した観光ツアーの造成などすごしかたの提案に努めるとともに、「三浦Cocoon」で集積した観光客の利用データを分析し、「Cocoon Family」に観光施策のフィードバックを行いサービス改善に取り組むなど、「観光DXの推進」を目指す。さらに、三浦半島における繁忙期混雑や、ニューノーマル時代の密回避といった課題に対しても、情報の一元化や予約機能の強化等により混雑回避/分散化のソリューションを提供していくとしている。
同時にscheme vergeが提供するアートを切り口とした観光型MaaSアプリ「Horai」でも、三浦半島にサービスエリアを拡大し、AIによる複数のモビリティを活用したモデルコース作成などを開始する予定だ。
■観光型MaaS「三浦Cocoon」:miuracocoon.com