東日本旅客鉄道(「JR東日本」)と西日本旅客鉄道(「JR西日本」)は3月22日、北陸新幹線荷物輸送における富山駅積込サービスを開始すると発表した。
両社は、2021年5月よりジェイアール東日本物流(以下「JR東日本物流」)と協働で、地域の情報発信や地場産業の活性化に向け、北陸新幹線を活用し地域の魅力ある食材や地産品の輸送を実施してきた。これまで金沢駅発の列車を対象に荷物輸送サービスを実施していたが、今回、新幹線荷物輸送では初めてとなる富山駅発の輸送サービスを開始する。
北陸新幹線による荷物の輸送については、今後も営業エリア・サービス内容を拡大。鮮魚類をはじめとする生鮮食品の定期輸送を推進していくほか、医療品や機械部品、新聞など「その日のうちにすぐ届けてほしい」というニーズの高いものについて、北陸新幹線による荷物輸送でソリュ―ションを提供していくとしている。
■北陸新幹線荷物輸送による富山積込サービスについて
(1)概要
2022年3月25日から、富山駅で荷物を積み込み、東京駅へ輸送するサービスを列車限定のうえで開始。荷物を積み込む時間を確保するため、富山発の下り「つるぎ号」に積み込み、折り返しの「かがやき号」で東京へ輸送する。
今回のサービスでは、JR東日本グループおよびJR西日本グループが連携し、富山エリアで商品を集荷し、富山駅へ自動車輸送を行ったうえで新幹線に積み込み、東京駅へ輸送する。
(2)新幹線による輸送の詳細