スパークス・グループは12月7日、トヨタ自動車、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行と2020年11月に合意した覚書に基づき、「日本モノづくり未来ファンド」を設立したことを発表した。
同ファンドは、日本における高い技術・技能を維持し、モノづくりの力を今後も発展させていくために、優れた技術・人財・サービスを有する国内のモノづくり企業に投資し、TPS(トヨタ生産方式)や経営戦略の策定等により支援を行う。企業の持続的な成長を通じて、日本のモノづくりの発展に寄与することで、社会貢献を行う。
スパークスがファンド運営者(GP)となり、各出資者(LP)からの出資を受けて123億円の出資により12月より運用を開始する。また、2021年10月末までを目途に、ファンドの趣旨に賛同する投資家からの追加出資を募り、最終的には総額200億円規模のファンドを目指す。
■日本モノづくり未来ファンド 概要
ファンド名 :日本モノづくり未来投資事業有限責任組合
(通称:日本モノづくり未来ファンド)
基本理念 :優れた技術・人財・サービスを有する企業の企業価値向上を支援
日本のモノづくりの発展と人財の育成に貢献する
投資先 :優れた技術・人財・サービスを有する国内のモノづくり企業
(自動車関連等の製造業を想定)
投資先への支援内容:・TPSに基づく現場・経営改善支援
・三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行が培ってきた
ファイナンス・投資活動の知見、ノウハウの活用
・経営戦略・中期経営計画の策定・実行支援、等
出資者 :無限責任組合員 スパークス
有限責任組合員 トヨタ、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行
ファンド規模 :123億円(2020年12月7日時点)
募集金額 :200億円規模
追加募集期間 :2021年10月末(予定)