スパークス・グループ傘下のスパークス・アセット・マネジメントは4月26日、「宇宙フロンティア2号ファンド」を設立し、トヨタ自動車、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱重工業、三井住友信託銀行、日本政策投資銀行、そしてスパークスは出資者として参画すると発表した。
2020年6月に運用を開始した宇宙フロンティアファンドから継続する形で、宇宙開発に関わる人材・技術を支援し、世界と戦える日本発の宇宙企業を育成すること、更には、日本全体の技術革新に貢献することを目的としている。
新ファンドの概要は以下の通り
1.基本理念
未来社会に向けた成長を牽引しうる技術やビジネスモデルを有する事業を対象に、出資を通じた育成をはかり、イノベーションの加速に貢献
発掘した企業群でポートフォリオを組むことにより、未来を拓く「新たな力」を見える化し、世界に発信
2.目指す機能
優れた技術やユニークなビジネスモデルを持つ宇宙関連事業を営むベンチャー企業や宇宙産業の基盤を支える関連プロジェクトに投資し、その実現や成長を支援する。政府や他産業との連携を通じて、当該技術やサービスの社会実装を図る。
3.概要
スパークス・アセット・マネジメント株式会社をファンド運営者とし、総額約110億円の出資により、2024年4月より運用を開始。2024年9月末を目途に、ファンドの趣旨に賛同を得た投資家の方々からの追加出資を募る。
ファンド名:宇宙フロンティア2号投資事業有限責任組合
投資先:優れた技術やユニークなビジネスモデルを持つ宇宙関連事業を営むベンチャー企業・プロジェクト等
出資者:無限責任組合員_スパークス・アセット・マネジメント株式会社
有限責任組合員_トヨタ自動車株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、三菱重工業株式会社、三井住友信託銀行株式会社、株式会社日本政策投資銀行、スパークス・グループ株式会社
ファンド規模:約110億円(2024年4月26日時点)
募集金額:150億円規模
追加募集期間:2024年9月末(予定)
宇宙フロンティアファンド(以下、1号ファンド)について
1号ファンドは2020年6月に運用を開始し、ファンド規模は92億円となる。株式会社ispaceをはじめとする宇宙関連事業を営むベンチャー企業へ投資実行、支援を行ってきた。