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2019年8月27日【テクノロジー】

相鉄バスと群馬大学、日本初の大型バスによる自動運転を実施

NEXT MOBILITY編集部

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相鉄グループの相鉄バスと群馬大学は、「里山ガーデンフェスタ 2019 秋」の開催期間となる9月14日(土)から10月14日(月・祝)まで、大型路線バスを使用した自動運転の第1回実証実験を実施する。

 

大型バスを使用した営業運行(里山ガーデンフェスタ実行委員会より受託し、貸切営業として運行)での自動運転の実証実験としては、日本初となる。

実証実験は、大型路線バスでの自動運転の課題解決や地域における自動運転の機運の醸成を目的に、実際に乗客を乗せて、横浜市内のよこはま動物園ズーラシアと里山ガーデンフェスタ会場をつなぐ全長約900mを運行。

 

また横浜市の「I・TOP横浜 路線バス自動運転プロジェクト」として、郊外の交通ネットワーク維持や人口減少に伴う労働力不足への対応を目的に、地域交通課題の解決を目指す。

 

相鉄バスと群馬大学は、自動運転の早期実現のため、今後もさまざまな実証実験を実施し、自動運転「レベル4」による営業運転を目指すとしている。

 

 

[実証実験の概要]

 

– 開催期間:2019年9月14日(土)~2019年10月14日(月・祝)の各週金曜日~月曜日
– 運行時間:10時台~16時台 1日16往復予定(時速約20kmで走行)

※初日(9月14日)は14時台から運行予定
※詳細<https://www.sotetsu.co.jp/bus/info/419.html

– コース:よこはま動物園正門と里山ガーデン正面入口間(約900m)
– 運賃:無料(里山ガーデンフェスタ実行委員会より受託し、貸切営業として運行)
– 車両:相鉄バス所有の自動運転バス(大型ハイブリッドバス)
– 定員:各便25名を予定(先着順)
– 自動運転:レベル2

専門教育を受けた相鉄バスの運転士による、安全確保を最優先とした自動運転。安全確保に支障を及ぼすおそれがある場合は、手動運転を実施。

 

 

 

 

[実証実験のポイント]

 

・【日本初】大型バスによる営業運行での自動運転実証実験を実施。
・【日本初】大型バスの自動運転車両をバス事業者(相鉄バス)が保有。
・自動運転の社会実装に向け、より多くの利用者に自動運転の体験機会を提供。
・大型バスでの自動運転適用における課題および運行実務に即した技術の検証。
・自動運転「レベル4」を指向し、今後もさまざまな環境で継続的に実施予定。

 

 

[自動運転システムとは]

 

自動車の車両制御システムの一種で、運転に必要な「認知・判断・操作」の一部あるいは全部を自動で実施可能な機能を有するシステムの総称。SAE(米国自動車技術会)によってレベル0(手動運転)からレベル5までに区分される自動運転の国際的な基準。

 

<自動運転レベル>

 

レベル1:運転支援/対応主体:運転者

システムが前後(アクセルやブレーキ)、左右(ハンドル操作)のいずれかの車両制御にかかる監視・対応を行う。

 

レベル2:部分運転自動化/対応主体:運転者

システムが前後(アクセルやブレーキ)、左右(ハンドル操作)の両方の車両制御にかかる監視・対応を行う。

 

レベル3:条件付き運転自動化/対応主体:システム(一部運転者)

限定領域内で、システムが全ての運転を実施。システムでの運転困難な場合は運転者が対応する。

 

レベル4:高度運転自動化/対応主体:システム

限定領域内で、システムが全ての運転を実施する。

 

レベル5:完全運転自動化/対応主体:システム

領域は限定されず、システムが全ての運転を実施する。

 

 

■里山ガーデンフェスタ 2019 秋:http://www.satoyama-garden.jp/index.php
■I・TOP 横浜:http://itop.yokohama/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。