ソニー銀行は6月26日、トヨタ自動車が発行するサステナビリティボンド(サステナビリティ債)への投資を実施したと発表した。
この債権により調達された資金は、2025年5月までに全額が「安全なモビリティ社会の実現、交通弱者への移動機会の提供」、「自動車走行時に於けるCO2排出量の削減」、「工場・事業所等に於けるCO2排出量の削減」という3つの適格基準の内、ひとつ以上を満たす事業に充当される予定だと云う。
トヨタは、社会課題解決に資するプロジェクトのための債券を「Woven Planet(ウーブン・プラネット)債」とし、2021年3月、その発行の一部であるサステナビリティボンド発行のため、「Woven Planet債フレームワーク(サステナビリティボンド・フレームワーク)」を設定。
このフレームワークについて、国際資本市場協会(ICMA)が定めるグリーンボンド原則2018、ソーシャルボンド原則2020および、サステナビリティボンドガイドライン2018に適合している旨の第三者評価を、独立した外部機関であるムーディーズESGソリューションズ(旧:Vigeo Eiris)より取得している。
ソニー銀行は、この債権への投資を通じて、SDGsの実現に貢献すると同時に、責任ある機関投資家としての責務を果たし、ソニーフィナンシャルグループ共通のESG投資方針に則して、持続可能な社会の形成への貢献をより一層進めていくとしている。
[債券の概要]
– 案件名:トヨタ自動車株式会社
– 年限:5年
– 発行額:500億円
– 発行日:2023年6月1日