損害保険ジャパン日本興亜は、自動運転開発関連企業のティアフォーと資本提携契約を締結した。
ティアフォーは、世界初のオープンソースの自動運転ソフトウェア (OS)「Autoware (オートウェア)」を開発し、2017年12月には、日本初となる一般公道における遠隔制御型自動運転システムの実験を実施し、レベル4(無人運転) の自動運転に成功。
また、市街地や中山間地域での近距離移動を目的とする完全自動運転の小型電気自動車(EV)を開発するなど、自動運転技術の開発と実証実験を進めている。
損保ジャパン日本興亜はこれまで、過疎地域などでの移動手段の確保や人口減少によるドライバー不足の解消といった社会的課題の解決策として期待される自動運転技術が、「安心・安全」に社会実装されるために、損害保険会社として果たすべき役割についての研究を推進。
ティアフォー協力のもと、昨年9月に自動運転車の事故トラブル対応サービス研究拠点「コネクテッドサポートセンター」を開設。今年2月には自動運転サービス実証を支えるインシュアテックソリューション「Level IV Discovery」の共同開発を目的とした業務提携を行っている。
損害保険ジャパン日本興亜とティアフォーは、今回の資本提携により、これまでの研究を加速させるとともに、テクノロジーを駆使した新しい保険商品・サービスの開発を進め、「安心・安全な自動運転社会」の実現に貢献していくとしている。
[出資先の概要]
– 商号:株式会社ティアフォー(Tier IV, Inc.)
– 本店所在地:愛知県名古屋市
– HP:https://tier4.jp
– 代表者:代表取締役社長 武田 一哉
– 設立年月:2015年12 月
– 主な事業内容:
・自動運転プラットフォーム開発事業
・自動運転ウェブサービス開発事業
・自動運転システム開発キット販売事業
・自動運転技術の教育事業