双日は10月20日、デマンド型交通サービスの実証実験事業「チョイソコグリスロよつかいどう」を千葉県四街道市より受託し、2021年10月19日より運行サービスを開始したと発表した。
実証は、免許を返納した高齢者でも利用しやすい電話予約によるデマンド型の相乗り交通手段を提供するアイシンのチョイソコシステムと、国土交通省、環境省が後押しする新たなモビリティとして期待されているグリーンスローモビリティを組み合わせた、日本全国初の取り組み。
対象地域住民の自宅近くの停留所から、目的地となる近隣の日常サービス拠点(バス停、スーパーマーケット、薬局など)までの移動運行サービスを通じて、スローな移動中ならではの車内外のコミュニケーション誘発による地域コミュニティのさらなる活性化や、MaaS事業の一環として地域住民のファースト/ラストワンマイルの移動手段の提供、対象地域における脱炭素化に貢献する。
双日は、運行事業を通じて収集した利用ニーズや乗降データをもとに、総合商社としての幅広い事業ネットワークと最新ITを駆使した新たなヒトやモノの輸送・サービス展開による地域活性化ビジネスのプラットフォーム構築を進め、日本全国自治体への展開を加速していく。
■実証の概要
期間:2021年10月19日(火)~2022年3月31日(木)
対象地域:千葉県四街道市千代田地区
対象者:千代田団地に在住の中学生以上(利用には会員登録が必要)