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2022年10月6日【企業・経営】

双日、キャンピングカー製造・販売の「Kアクセス」を買収

NEXT MOBILITY編集部

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キャンパー鹿児島 remシリーズ。

 

 

双日は10月6日、急激に成長・変化するキャンピングカー市場の需要増や顧客ニーズの多様化に柔軟かつ迅速に対応するため、今年2月に資本業務提携(※1)した、“キャンパー鹿児島”ブランドで知られる、キャンピングカーの製造・販売会社「Kアクセス」の株式を100%取得すると発表した。買収に伴い、Kアクセスは社名を「双日モビリティ」に変更、前代表の川﨑氏は会長に就任する。

キャンピングカー市場は“withコロナ、afterコロナ”の新たなライフスタイルの中で急成長しており、年間の出荷台数は2018年から2021年までの3年間で約45%増加。従来のアウトドア目的に加え、緊急避難所としての役割を期待して購入するケースも増えている他、オフィスカーや医療病床・移動診察といったメディカルカーとしての用途など、そのニーズは多様化。一方で、好調な需要に対して、納期が1~2年に長期化するという課題を抱えていると云う。

 

双日は、今回の買収に伴い、Kアクセスの持つ業界の知見や人脈と、総合商社の強みを活かした国内外の様々な企業と連携・協業して供給体制を整備・拡充し、納期短縮を図る。

 

また、キャンピングカーの普及加速による(※2)道の駅の利活用など、カーツーリズムの活性化による地方創生や脱炭素社会に向けたEVキャンパー(※3)導入の取り組みなど、社会課題の解決に資する事業展開を目指し、関連企業や団体(※4)と連携して業界全体の活性化を進めていくとしている。

 

 

キャンパー鹿児島 remシリーズの内装。 キャンパー鹿児島 remシリーズの内装。

 

※1:(双日・2021年2月12日付ニュース・リリース)双日、キャンピングカーの製造・販売を手掛けるKアクセスと資本業務提携:https://www.sojitz.com/jp/news/2021/02/20210212.php
※2:2022年10月に首都圏にアンテナショップの開店を計画。
※3:EVをベース車両としたキャンピングカーの造語。
※4:Kアクセス前代表の川﨑氏は、日本カーツーリズム推進協会(JCTA)の会長を務めており、社会が抱える地方創生などの社会課題の解決に積極的に取り組んでいる。

 

 

[会社概要]

 

– 会社名:双日モビリティ株式会社
– 設立年:2022年10月
– 本社所在地:鹿児島県鹿児島市東開町 5-17-1
– 代表者:中土 浩一
– 事業内容:キャンピングカーの製造、販売、修理、中古車販売。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。