ソフトバンクは10月19日、スタンドアローン(Stand Alone)方式による5G(第5世代移動通信システム)の商用サービス(以下「5G SA」)の提供を、SoftBank Airの新機種で5Gに対応した「Airターミナル5」の発売に合わせて、2021年10月から国内で初めて開始したと発表した。
5G SAは、これまで同一のネットワークによる実現が困難だった超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続の通信を実現する。
また、5G SAは、従来の4Gコア設備と5G基地局を組み合わせたシステム構成のノンスタンドアローン(Non Stand Alone)方式による5Gサービス(以下「5G NSA」)とは異なり、新たな5G専用コア設備と5G基地局を組み合わせた最先端の技術を用いている。
5G SAの最大の特長は、ネットワークスライシングや企業のニーズに合わせてカスタマイズしたネットワークサービスであるプライベート5Gなどの高度な技術をベースにした通信機能を提供できることにある。
また、ソフトバンクが提供する5G SAは、コンテナをベースとしたアプリケーションがクラウド基盤上で稼働することにより、迅速な容量拡張や新サービスの提供が可能となる。
今後、ソフトバンクは、「Airターミナル5」への導入をはじめ、5G SAの特長を生かしたサービスを順次展開していく予定。また、さまざまな領域の事業会社や5G関連パートナー、外部有識者と連携した「ソフトバンク5Gコンソーシアム」での取り組みを通して、次世代社会の先進医療や自動運転などを、超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続を中心とした5G SAならではの高品質な通信サービスで支え、産業の発展に貢献していきたいとしている。