ソフトバンクは、IoTをテーマとしたプログラミング学習の教材として「micro:bit(マイクロビット/※1)」やセンサーなどの周辺部品、教員用の学習指導書(※2)をセットにしたキットを無償提供する「IoTチャレンジ」を、4月から開始し、小中学校(※3)でのプログラミング教育を推進する。
「IoTチャレンジ」は、「Pepper 社会貢献プログラム(※4)」および「Pepper 社会貢献プログラム2(※4)」に参加中の小中学校を対象に提供し、4月から100校以上で実施される予定。
また、「IoTチャレンジ」の学習成果を発表するコンテストの開催も予定している。
「IoTチャレンジ」は、人型ロボット「Pepper」と、「micro:bit」やセンサーがインターネットで連携することで、単体のプログラミング教材では難しかった、より創造的なプログラミング学習の実現を目的としている。
児童・生徒は、学校や地域社会における身近な課題の解決策などを考えながら、さまざまなセンサーを組み合わせてプログラミングを行うことで、ICT(情報通信技術)視点のものづくりの体験ができると云う。
今回提供する「micro:bit」に関する教員向け教材は、SB C&Sの協力の下、同社が2018年度内に発売を予定している「micro:bit はじめてセット」と「micro:bit アドバンスセット」において、相模女子大学小学部 川原田 康文副校長と共同開発した内容をもとに提供する。
ソフトバンクでは、「情報革命で人々を幸せに」の経営理念の下、生活のあらゆるところにAI、スマートロボット、IoTが普及する時代に備え、次世代の人材育成に貢献していきたいとしている。
※1)micro:bit:英国放送協会BBCが教育用に開発したマイクロコンピューターで、英国では全小学校の5・6年生約100万人に無償配布され、誰でも直感的にプログラミングを学べる教材として学習に使われている。
※2:SB C&S(旧社名:ソフトバンク コマース&サービス)が独自に編集した教員用指導書。
※3:公立の小中学校と私立の小中学校が対象。また、「IoTチャレンジ」は、ソフトバンクと東京大学先端科学技術研究センターが共同で実施する障がい児の学習・生活支援の取り組み「魔法のプロジェクト 2019 ~魔法のWallet(ウォレット)~」の協力校にも無償提供される。
※4:ソフトバンクグループが2017年4月からプログラミング教育や社会貢献に活用してもらうことを目的に、人型ロボット「Pepper」を3年間自治体および非営利団体に貸し出すプログラム。希望する自治体が管轄する公立小中学校において3年間「Pepper」を活用したプログラミング授業を実施してもらう「スクールチャレンジ」と、「Pepper」を活用した社会貢献につながる取り組みを提案した非営利団体に、3年間その取り組みを実行してもらう「ソーシャルチャレンジ」の2つに分かれている。また、2018年4月からは、ソフトバンクグループとソフトバンクロボティクスが、全国の希望する小学校、中学校、高等学校などに「Pepper」を3年間貸し出すプログラム「Pepper 社会貢献プログラム2」を開始した。
[IoTチャレンジの概要]
<期間>
2019年4月~2022年3月末
<対象>
「Pepper社会貢献プログラム(スクールチャレンジ)」および「Pepper社会貢献プログラム2」を利用中の公立小中学校および私立小中学校
<提供物>
■2019年3月提供
■2019年7月以降提供予定
※:提供物の内容および画像は開発中のものでありイメージとなる。変更の可能性がある。
■(ソフトバンク)IoTチャレンジ:https://www.softbankrobotics.com/jp/product/academy/iot-challenge/