自動車技術会が実施してきた体験型学習イベント〝キッズエンジニア〟が、一般社団法人日本自動車会議所・日刊自動車新聞社共催の「第3回クルマ・社会・パートナーシップ大賞(CSP大賞)」に於いて大賞を受賞した。( 坂上 賢治 )
この「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」は、自動車業界で働く 550万の人々と自動車ユーザーによる、様々な自動車産業社会に対する貢献に〝ありがとう〟の感謝を伝えたい。またそんな気持ちが、それぞれの素晴らしい取り組みが世の中に広がっていく一助になればとの思いから、新たな表彰制度として、先の一般社団法人日本自動車会議所・日刊自動車新聞社によって2021年に創設したもの。今年の表彰式は、2月9日(金)に都内会場(第一ホテル東京)にて開催された。
なお今回、大賞を受賞した体験型学習イベントの〝キッズエンジニア〟とは、少子化や若年層のものづくり離れにより、将来、日本のものづくりを担う優秀な技術者の不足を懸念して考えられた。
そこで将来の技術者を育成する芽を育むべく、次世代を担う子供たちに〝ものづくり〟の楽しさを知って貰い、技術者になる夢を持って欲しいと願って自動車技術会が発案したもの。
具体的なイベント実施実施にあたっては、産学官協力の下、2008年より小学生達を対象とした〝キッズエンジニア〟を毎年、丁寧に開催。自動車を支える様々な分野の科学技術や、ものづくりを学ぶ場を無償で提供してきた。
表彰式での写真、左から 日本自動車会議所 会長 内山田竹志氏、自動車技術会 会長 大津啓司氏、自動車技術会 常務理事 東雄一氏、日刊自動車新聞社 社長 花井真紀子氏
今受賞では、そうしたイベントを介して、科学やものづくりの楽しさを体験した子供達が、将来、日本を支える技術者になってくれることに期待しつつ、当該イベントを継続してきた自動車技術会の実績が評価された。
受賞にあたって自動車技術会の大津啓司会長は、「この度は、栄誉ある賞を頂き、心より感謝を申し上げます。
この事業は、子供達に科学やモノづくりの面白さを知ってもらい、自動車産業だけに留まらず、将来を担っていくエンジニアを育てるべく2008年から15年に亘って、小学生を対象に、企業・大学・地方自治体及び関連団体の皆様の御支援により、継続してまいりました。
今後も様々な工夫を凝らしプログラムを進化させ、発展させてまいりますので、ご支援の程、宜しくお願い致します」と述べている。
関連リンクは以下の通り
一般社団法人 日本自動車会議所ホームページ
https://www.aba-j.or.jp/partner/
キッズエンジニア 公式サイト
https://www.jsae.or.jp/kidse/kidse/