スマートバリューが運営・提供するシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base(クルマベース)」が4月26日、長野の瀬在モータースが運営する「地元・観光密着型カーシェアリング」に採用された。
今日、地方都市ではタクシー・バスといった二次交通の整備が遅れており、特に地方の過疎化が進んでいる地域では、人口減少の影響によりバスの本数が少なくなるなど、目的地まで公共交通機関で訪問できない場合がある。
そんな背景から、無人運営・24時間利用・短時間貸出が可能なカーシェアリングサービスが注目されており、利便性、周遊性が高い二次交通の課題解決手段として各地で拡がりをみせている。
そうしたなかで瀬在モータ―スは、長野県千曲市で地域に密着し、地域住民のカーライフをサポートしてきた。そして今回、地域の二次交通網の課題解決を目指し、新たにカーシェアリングサービスの開始を決めた。
この両社協業によるカーシェアリングサービスの開始にあたり、カーシェアリングステーションの設備を充実させるために事業再構築補助金を活用することで、積雪や雨天を考慮した屋根付きのガレージや自動販売機・休憩スペースを設置することを実現。地域住民および観光客の方々がご利用しやすい環境を提供する。
より具体的なサービス概要は、長野県千曲市で実施する「地元・観光密着型カーシェアリング」とし、「Kuruma Base」上で構築されたスマートバリューが展開するカーシェアリングサービス「Patto」のブランドを活用する。
「Patto」はスマートフォンアプリひとつで、クルマの予約から鍵の解錠・施錠・決済まで実施することが出来るため、「行きたい」に、「パッ」と応える地域に寄り添ったカーシェアリングとなっている。
急な雨や荷物の多い時や観光地へ行った際など、「今日クルマを利用したい。近くにクルマがあったらいいのにな」などの生活者目線に応えるカーシェアリングとなっている。なお今回接したステーションは2箇所、車両4台を準備した。
【ステーション一覧】
・千曲内川ステーション
長野県千曲市内川1239-2 3台(車種:ヴェルファイア・フォレスター・ヴィッツ)
・戸倉上山田温泉ステーション
長野県千曲市上山田温泉2丁目7-2 1台(車種:ソリオ)
最後にKuruma Baseとは、カーシェアリング事業者など、クルマのサービス化事業を担いたい事業者向けのプラットフォームサービス。クルマに接続する専用端末、クラウド上の管理コンソール、利用者向けスマートフォンアプリ、 運用サポートサービスで構成され、カーシェアリングを利用するまでに必要な機能をすべて取り揃えた。
また、カーシェアリングの他にも、「Kuruma Base」を活用し、レンタカー・他のカーシェアリングとその他の移動手段(公共交通機関やその他シェアリング)にまつわるサービスとをシームレスに連携することで、MaaS(Mobility as a Service)アプリやサービスとの統合も可能としている。
提供会社の概要は以下の通り
会社名:株式会社スマートバリュー
代表者名:取締役兼代表執行役社長 渋谷 順
所在地:大阪市中央区道修町三丁目6番1号 京阪神御堂筋ビル7階
設立年月:1947年6月
資本金:1,044,944千円(2023年6月末現在)
上場市場:東証スタンダード市場(証券番号:9417)
事業内容:クラウドソリューション事業