支援物資をモッコに入れて搬送
ホイスト機能を活用しホバリング状態での荷下ろしの様子
空飛ぶクルマの開発と関連サービスを提供するSkyDrive(スカイドライブ)は福井県庁から、能登半島の災害対応実績を評価されたことで新たな要請を受け、先の10月12日に福井県庁の「令和6年度福井県総合防災訓練」に参加。自社開発した物流ドローン「SkyLift」による災害時の物資搬送訓練を行った。
同訓練全体の概要は以下の通り
2024年1月1日に発生した能登半島地震の教訓を踏まえ、津波を含む地震災害を想定した総合的地震災害対処訓練を実施。関係機関との連携強化の他、福井県民の防災意識向上を図り、福井県の防災体制の強化に向けた課題の確認が行われた。
– 日時:2024年10月12日(土)
– 場所:小浜市(小浜漁港、福井県立大学小浜キャンパス など)
– 参加者:福井県知事をはじめ、福井県議会、自衛隊、海上保安庁、消防、警察、周辺自治体らの各関係者、一般観覧者1,000名以上
福井県の杉本 達治知事(中央)に対してSkyDriveの運航責任者(右)より能登半島地震の際の緊急物資運搬時の状況を説明
ドローンによる物資搬送訓練の概要
– 訓練想定:地震と大雨により道路が寸断され孤立集落が発生。水や食料が不足している状態。
– 訓練内容:ドローンによる水や食料などの搬送を実施。ドローンが孤立集落に到達後、ホイストにより集落での物資を荷下ろし作業。
能登半島の災害に係るSkyDriveの取り組み
2024年1月1日に発生した能登半島地震では、陸上自衛隊豊川駐屯地第十特科連隊の要請に基づき、物流ドローン「SkyLift」を活用して孤立地区への緊急物資運搬活動などを行った。
また2024年9月に発生した能登半島豪雨でも支援活動に参加するなど、災害対応に取り組んできた。今後は、物流ドローンが災害の現場でも活用の範囲が広がってくると想定しており、SkyDriveとしても貴重な訓練参加となった。
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株式会社SkyDrive
設立:2018年7月
代表者:代表取締役CEO 福澤知浩
URL:https://skydrive2020.com/
所在地:豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1
豊田開発センター:愛知県豊田市西中山町山ノ田20-2
豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区
名古屋空港オフィス:愛知県西春日井郡豊山町大字豊場 県営名古屋空港2F
東京オフィス:東京都千代田区平河町1-3-13 平河町フロントビル3F
大阪オフィス:大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800 大阪駅前第一ビル8F
子会社:株式会社Sky Works:静岡県磐田市
SkyDrive America, Inc. :500 Carteret Street, Suite D, Beaufort, South Carolina 29902, U.S.A.
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事業内容:「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立し、豊田市を主拠点に「空飛ぶクルマ」の開発、「ドローンサービス」の提供をしている。
「空飛ぶクルマ」の開発に於いては、2020年に日本で初めて公開有人飛行試験に成功し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与。
「空飛ぶクルマ」は、現在3人乗りの機体を開発中、製造パートナーであるスズキと共に、2024年3月よりスズキグループの工場にて製造を開始した。早ければ2026年に型式証明の取得を目指している。