SkyDriveとVolatus Infrastructure, LLC( 本社:米国ウィスコンシン州、共同創設者:Grant Fisk )は9月29日、国際的な「空飛ぶクルマ」の市場拡大を踏まえ、バーティポート( 垂直離着陸可能な航空機専用の離着陸場 )に関する業務提携の覚書を9月1日に締結したと発表した。( 坂上 賢治 )
SkyDriveは現在、2人乗りの空飛ぶクルマ「SkyDrive式 SD-05型」( SD-05 )の開発に取り組んでいる。一方でVolatusは、米国の空飛ぶクルマ業界で”accessible”こと利便性をキーワードにeVTOL向けの充電ステーション、メンテナンスプログラムなどのインフラの標準化を推進している。またVolatusは、同社の製品やサービスのコストを誰もが利用出来るような価格に保つ事に尽力している。
そうしたなかSkyDriveは、Volatusが米国で提供するバーティポートや充電ステーションなどを空飛ぶクルマの運航に不可欠なインフラを活用する事を検討。対してVolatusは、将来日本市場にバーティポートや充電設備などを提供する際にSkyDriveと連携を取っていきたい構え。両社は、空飛ぶクルマの社会実装という共通の目標を目指して協業を進めて行くとしている。
こうした連携強化を踏まえSkyDriveの代表取締役の福澤知浩CEOは、「Volatus社はアメリカのウィスコンシン州を始め、米国内の多くの州で常設のバーティポートの建設を計画しており、SkyDriveは、そのバーティポートの活用を検討しています。両社の協業により、エアモビリティの普及に向けた活動が促進されると確信しています」と話している。
対してVolatus Infrastructure, LLCの共同創設者Grant Fisk氏は、「SkyDriveとのアライアンス締結は、世界のeVTOL業界にとって大きな前進です。
私たちが協業することで、社会に最高のeVTOLサービスを提供し、この新しいモビリティを、より迅速に普及させることができます。また、SkyDriveは物流ドローンも手掛けており、当社が貨物ハブを作る上でも、重要な役割を果たしてくれると考えています」と述べている。
≪株式会社SkyDriveの概要≫
設立:2018年7月
代表者:代表取締役CEO 福澤知浩
URL:https://skydrive2020.com/
所在地:豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1
東京オフィス :東京都新宿区
豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区
大阪オフィス :大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800号 大阪駅前第1ビル8階
≪Volatus Infrastructure, LLCの概要≫
設立:2021年
代表者:共同創設者 Grant Fisk
URL:https://volatusllc.com/
所在地:アメリカ合衆国ウィスコンシン州