盛岡市街を空飛ぶクルマで飛行するイメージ
SkyDrive(スカイドライブ)と東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月4日、JR東日本が2026年春に岩手県・小岩井農場に開業する高付加価値型ホテル「AZUMA FARM KOIWAI」に於ける空飛ぶクルマ(※)での送迎・観光ツアー体験の提供で検討を開始した。
ちなみに上記の空飛ぶクルマ(※/PDF5.5MB)とは、電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現する次世代の空の移動手段。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれている。
今回、JR東日本は地域資源を活かした高付加価値な旅や観光体験を視野に2026年春、小岩井農場に新しいホテルブランド「AZUMA FARM」を開業する。そこでSkyDriveは「AZUMA FARM KOIWAI」の利用顧客へ空飛ぶクルマでの移動体験の提供に関する検討を開始した。
飛行に用いる「SKYDRIVE SD-05型シリーズ」の飛行可能範囲イメージ、なお「SKYDRIVE SD-05型シリーズ」は機体のアップデートに伴い、航続距離を伸ばしていくという
ルートは、「小岩井農場」へのアクセスポイントの盛岡からホテルまでの送迎、ホテルや周辺観光のツアーを行うことを検討する。空飛ぶクルマでの移動が実現すると、パーソナルな空間で岩手山を望む雄大な大地を眺めることができ、移動時間が付加価値の高い特別な体験になる。
SkyDriveは今後、JR東日本と空飛ぶクルマ活用の実現に向け協議・連携を深め、離着陸場設置場所や航路、チケット価格など必要な検討を進めると共に、地域資源を活かした新たな高付加価値な旅や観光体験の提供を目指していきたいと話している。