首都高速道路は12月10日、来年4月迄に東京・埼玉・神奈川にある計34カ所の料金所を、ETC専用に変更すると発表した。以降、当該料金所ではETC車載器非搭載車両の通行ができなくなる。
なお首都圏では、ETC専用料金所の拡充に併せて、車載機器の購入助成キャンペーンが実施(詳細は後日改めて告知)される。
国土交通省および高速道路会社6社は、昨年12月17日に公表した「ETC専用化ロードマップ」に於いて、5年後を目処に都市部の料金所をETC専用に変更することを発表。首都高速道路では、近年のETC利用率拡大(9月現在96.7%)等の社会情勢の変化を踏まえて、首都高にある料金所の内、東京・埼玉・神奈川の34カ所を来年4月迄に(3月1日に5カ所/4月1日に29カ所)ETC専用に変更、料金所のキャッシュレス化、タッチレス化の一層の推進を図る。
<ETC専用化等のロードマップ>
※1:令和2年12月1日現在の既存料金所のうちETC専用運用されていない課金料金所数。
※2:カメラ等の設置や関係機関との協議等。
※3:料金所の構造や交通量が多く、並行又は接続する一般道を含めた渋滞等の課題がある路線(第三京浜・横浜新道・横浜横須賀道路・京葉道路・東関東道)の料金所については、引き続き検討。
※4:導入後の運用状況、 ETCの普及状況、関係機関との協議等により、適時変更の可能性。
[ETC化運用についての概要]
■2022年3月1日(火)から(5カ所)
– 料金所名:一ツ橋、滝野川、浦和南(上)、晴海、安行。
■2022年4月1日(金)から(29カ所)
– 料金所名:霞が関(内)、霞が関(外)、代官町、空港西、新宿、初台、幡ヶ谷、護国寺、中環大井南、富ヶ谷、初台南、高松、王子北、四つ木(内)、四つ木(外)、清新町、さいたま見沼、浜町、加平(南)、加平(北)、加賀、新木場(西)、新木場(東)、大井、磯子、木場、横浜駅東口、新山下(上)、新山下(下)
※開始時間については決定次第、首都高速道路のWEBサイト等で告知される。
<ETC専用の料金所の利用方法>
・ETC車載器を搭載していない車両の通行は不可。
・ETC無線通行ができない状態(ETC車載器未搭載等)で誤ってETC専用の入口に進入した場合は、「サポート」または「ETC/サポート」と表示されたレーンで一旦停車し、係員の指示に従って移動すること。
■(首都高)首都高速道路をETC専用に(説明資料/PDF):https://www.shutoko.co.jp/-/media/pdf/corporate/company/press/2021/12/202112_etc.pdf