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2018年9月25日【エネルギー】

昭和シェル、P2P電力取引実現を目指し「TRENDE」に出資

NEXT MOBILITY編集部

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昭和シェル石油は、東京電力グループのベンチャー企業「TRENDE」への出資を行った。

 

今回の出資は、昭和シェル石油、東京電力ベンチャーズ、Dubai Electricity and Water Authorityの3社によるもので、出資を通じて、電源の分散化を加速させるブロックチェーン技術(※1)を活用したP2P(※2)電力取引の早期実現を目指す。

現在、国内の電力供給システムは、再生エネルギーの普及により従来の大規模集約型から個人や企業が電源を保有する分散型への移行期にある。

 

P2P電力取引は、電源所有者と電力消費者間の電力の直接売買を可能にし、将来的には、電力消費者が地元の企業や個人から電力を購入し、再生可能エネルギー電源を選択するなどといったことをシステム上で可能とする。

 

 

P2P電力取引のイメージ

P2P電力取引のイメージ

 

 

昭和シェル石油は、既存の太陽光・電力小売・発電事業において培ってきた経験・ノウハウを基礎に、新たなビジネスモデルの確立に向け準備を推進。

 

分散型エネルギーシステムの開発により、家庭の太陽光パネルに関連するサービス拡大と、家庭における固定価格買取制度(FIT)終了後の余剰電力の活用促進を図る。

 

同社は今後も、他社とのパートナーシップを通じて、先進性の高い事業分野やテクノロジーの開発に積極的に参入し、エネルギーソリューション事業の柱である電力事業ならびに、太陽光事業とのシナジーを追求することで再生可能エネルギーの更なる拡大と分散型エネルギー社会の実現に貢献していくとしている。

 

 

※1:金融取引などの記録をコンピューターのネットワーク上で管理する技術の一つ。インターネット上の複数のコンピューターで取引の記録を互いに共有し、検証し合いながら正しい記録を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積する仕組みで「分散型台帳」ともいわれる。記録を共有し、検証し合うので、記録改ざんや不正取引を防ぐことができ、安全性・信頼性が高いことから様々な分野での利用・開発が進められている。

※2:Peer to Peerの略。ネットワーク上に存在する端末(コンピューター)を相互に直接接続し、データを送受信する通信方式のこと。

 

 

[TRENDE株式会社について]

 

– 設立:2017年8月
– 住所:東京都千代田区東神田1-16-7
– 資本金:4億500万円
– 事業内容:小売電気事業
– 増資後の主な株主:

東京電力ベンチャーズ
昭和シェル石油
Dubai Electricity and Water Authority

※上記3社に対してTRENDEは、総額7億3000万円の第3者割当増資を実施する。

 

 

■TRENDE:http://trende.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。