昭和電工は、寒冷地などの低温環境下でもコンクリート製の各種インフラ構築物の補修施工が可能な修復材「ショウリペアCR-1000シリーズ」「リポキシCR-1500シリーズ」を開発した。
またこれらの開発品を、6月5日と6日の2日間、宮城県仙台市の夢メッセみやぎ開催される展示会「建設技術公開EE東北’19」昭和電工ブース(ブース番号:B-65)で紹介する。
高度成長期に建設されたインフラ施設は老朽化が進み、建て替えや補修の必要性が高まっている。
建て替えは高コストであるため補修のニーズが高いものの、既存の修復材は、低温環境下で各種コンクリート構築物を補修する際は施工後にヒーターで加熱する特別な養生が必要で、寒冷地では冬期の補修作業が困難になる課題があった。
昭和電工が今回開発した修復材の「ショウリペアCR-1000シリーズ」「リポキシCR-1500シリーズ」は、氷点下でも施工後の給熱養生が不要で、既存品の3分の1以下の24時間以内に通常使用できるレベルまで硬化。
寒冷地での冬期施工、工事期間の短縮による工事費用の削減や、施工箇所の早期解放による利便性の早期回復が期待できると云う。
昭和電工では現在、岩手県遠野市および同市内の建設会社の栄組の協力を得て、開発品の橋梁補修における有効性を確認する実証実験を実施している。
[展示会概要]
– 名称:建設技術公開EE東北’19
– 会期:2019年6月5日(水)、6日(木)
– 会場:夢メッセみやぎ(宮城県仙台市宮城野区港3丁目1-7)
-HP:http://www.thr.mlit.go.jp/tougi/eetohoku/ee19/index.html