ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は9月27日、2025年から北米および日本で販売する「AFEELA(アフィーラ) 」ブランドのバッテリー式電気自動車(EV)への北米充電規格(North American Charging Standard以下、NACS)の採用について、米国のテスラと合意したことを発表した。
テスラを除く日本向け車両へのNACS規格の採用は国内初。またアフィーラは、同社最新の超高速充電設備であるV3/V4スーパーチャージャーに対応する日本初の車両となる(テスラ車除く)。
なお、アフィーラ第一弾の商品は、北米では2025年前半から先行受注が開始され、同年中に発売。デリバリーは北米で2026年春、日本では同年後半になる予定だと云う。
テスラ充電事業ディレクターのMax de Zegher氏は、アフィーラへのNACS採用について、「スーパーチャージャーに於いて、テスラは、世界最大の充電ネットワークを構築しています。現時点でグローバルに60,000基を設置し、その数は拡大し続けています。日本では、150kW以上の充電性能を有する90%の機器がスーパーチャージャーです。テスラのミッションに基づき、私たちはEVに移行する企業を支援し、すべてのEVドライバーの充電体験を向上していきたいと考えています。日本における北米の充電規格(NACS)の拡大は喜ばしく、ソニー・ホンダモビリティがこのムーブメントに参画する最初の自動車メーカーとなったことを歓迎します」と、述べている。
また、ソニー・ホンダモビリティ代表取締役会長兼CEOの水野泰秀氏は、「ソニー・ホンダモビリティは、運転する喜び、エンタテインメント性に富んだ車内体験において、人を基軸とした価値創造を追及しています。充電においてもお客様の利便性を最重視し、NACSの採用を決定いたしました。AFEELAへのNACS採用およびテスラ様の最先端テクノロジーを搭載するV3およびV4スーパーチャージャーへの対応機会をいち早くいただいたことに深く感謝いたします」と、述べている。
ソニー・ホンダモビリティは、多様な知を繋げ、最先端テクノロジーを追求するMobility Tech Companyとして、人の感性や行動へ働きかけていくモビリティの革新を実現していくとしている。