日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズは4月12日、SUPER GTのGT500クラス総監督に、新たに木賀 新一が就任したと発表した。
1990年に日産自動車に入社した木賀氏は、エンジン開発など主にパワートレイン関係の職務に従事、世界初可変圧縮比エンジンVC-TURBO KR20/15DDTチーフエンジニア、商品企画などを経て、2024年4月1日付けでNMC 専務執行役員に就任、モータースポーツ事業部の開発や企画などを統括しているが、今回それに合わせてGT500クラスの日産系チーム総監督を務めることになった。
なお、2019年より5年間にわたって総監督を務めてきた松村基宏氏は、エグゼクティブパートナーとして、木賀新総監督をサポートする。
GT500クラスの日産系チーム総監督に就任した木賀総監督は、「このたびの任命は、大変名誉なことであると同時に、チャンピオン奪還に向けての重責と認識しております。
日産自動車で培ったエンジン開発やプロジェクトリーダーなどの経験を活かし、日産系GT500全チームのパフォーマンスを最大限引き出せるよう、様々な環境や機会を提供できる存在になりたいと考えております。精一杯精進し、迅速果断に全チームの成績向上を目指し邁進してまいります」と話している。
木賀総監督の主な経歴は以下の通り
1965年7月生まれ
– 1990年4月:日産自動車株式会社 入社 機関実験部 配属
– 2001年:エンジン先行開発部 主担
– 2007年:同部 主管
– 2011 年:プログラムダイレクターオフィス グローバルTotal delivered Costリーダー兼 車両プロジェクト購買主管
– 2012年:パワートレイン開発本部 チーフパワートレインエンジニア
– 2017年:パワートレイン・EV技術開発本部 アライアンス パワートレイン エンジニアリング ダイレクター
– 2024年4月:日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社 専務執行役員
SUPER GT GT500クラス 日産系チーム総監督