滋賀県、公益社団法人びわこビジターズビューロー、日産自動車は10月22日、滋賀県で実施している観光キャンペーン「いこうぜ♪滋賀・びわ湖」と連携。電気自動車(EV)でびわ湖周辺の道の駅、飲食店、宿泊施設やレジャー施設等に訪れた際、特別な「おもてなし」を受けられるEV優遇施策を23日より開始する。
日産自動車は、2020年に滋賀県と脱炭素社会実現に向けた「包括連携協定」を締結しており、県内販売会社の滋賀日産自動車、日産プリンス滋賀販売と協力してEV利用を促進することでびわ湖をはじめとする豊かな自然環境を守りながら滋賀県の魅力をPRする。
EV利用者は対象施設でEV利用証明書を提示すると、割引やプレゼント等を受けられる。また、Nissan Connect EVアプリの利用者は電気自動車利用証明として「ブルー・スイッチカード」の提示でサービスを受けることができる。
Nissan Connectアプリ上の「ブルー・スイッチカード」
参画各者のうち滋賀県は、「シガリズム観光振興ビジョン」に基づき、琵琶湖をはじめとする豊かな自然や歴史・文化、人々の暮らし等をより深く体験・体感できるツーリズムを「シガリズム」として推進している。
併せて持続可能な観光(サステナブルツーリズム)の実現に向け、EVの導入やEV充電スタンドの整備など、CO2ネットゼロ社会の実現に資する観光事業者等の取組を促進中だ。
また公益社団法人びわこビジターズビューローは、県内の観光、物産事業の振興や地域の活性化を図り、県民生活、文化の向上、産業経済の振興発展および国際親善に寄与することを目 的とし、観光プロモーションや誘客、物産振興事業を行っている。
次いで日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現を目指し、国内の販売会社と共に推進。
EVを観光地で優遇する施策では、2021年3月熊本県阿蘇市での開始を皮切りに、2022年9月長崎県佐世保市、2023年10月一般社団法人日本観光自動車道協会に属する全国18の観光自動車道路、2024年1月には千葉県南房総エリアと神奈川県相模原市へと取り組みを拡大。今年8月からは、日本旅行他14社と共に環境配慮型の旅を推進する新組織、「GREEN JOURNEY推進委員会」を立ち上げ、EVを活用した新たな旅行体験を提案している。
滋賀県観光キャンペーン「いこうぜ♪滋賀・びわ湖」公式サイト:https://goshiga.biwako-visitors.jp/
電気自動車(EV)でいこうぜ♪滋賀・びわ湖ドライブマップ(8.3MB)