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2023年7月10日【社会インフラ】

シダックス、千葉と関西を結ぶ 高速乗合バスの運行開始

坂上 賢治

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シダックスグループ傘下で役員車・自治体公用車・貸切バスなどの車両運行を行う大新東は7月20日より、千葉・津田沼/東京駅と関西方面(なんば/梅田/滋賀・南草津駅)を結ぶ高速乗合バスの運行を開始すると7月10日に発表した。千葉・津田沼と関西方面(大阪、滋賀)を結ぶルートは高速乗合バス業界としては初となる。

 

元々大新東は、2019年12月から関西(大阪)を起点とした高速乗合バスの運行を開始。冬季限定では兵庫・城崎温泉や長野・白馬方面への運行を行うなどして、高速乗合バス業界としては初の千葉・房総地区(君津駅・木更津駅/2021年11月開始)を結ぶ新規ルートを開拓した。

 

 

そうしたなかで千葉・津田沼駅周辺から大阪・滋賀方面への直接のアクセス方法がないことから、4路線目となる新規ルートの開拓に着手。

 

同社が所有する大型バスを用いて高速乗合バス業界としては初となる、千葉・津田沼(東京駅経由)と関西方面(大阪・滋賀)を結ぶ高速乗合バスを、両地区より1日1便のペースで運行する。

 

運行ルートは、千葉・津田沼から出発の804便の場合、習志野文化ホール前を起点に、東京駅を経由し、関西へ。関西では、滋賀・南草津駅、大阪・梅田やなんばを経由し、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)が終点となり、途中休憩を挟みながら片道9時間10分で運行(関西方面から出発の803便の場合は、起点が大阪・梅田となり、この逆のルートを運行)。

 

 

車内はWi-Fiや充電USBポートを完備し、4列シートでフロントやサイドをカーテンで仕切ることで感染症対策やプライベート空間保護も配慮。自転車や楽器の積み込みも可能で、新型コロナウイルスの第5類移行に伴い再び高まりつつある長距離移動のニーズに応え、利用者様の利便性向上に努めるとしている。

 

高速乗合バス 「サン・アンド・ムーン」803便、804便の概要
運行管理会社:大新東株式会社(本社:東京都江東区)
運転士:2名
バス名称:サン・アンド・ムーン(803便、804便)
乗車人数:41名(※最大)
運行開始日と運行本数:1日1便
 【804便】2023年7月20日(木) 関西方面→東京/千葉・津田沼
 【803便】2023年7月21日(金) 千葉・津田沼/東京→関西方面
車両シート:4列シート(※両サイドカーテン仕切りあり)
付帯設備等:フリーWi-Fiあり、全席充電USBポート付、自転車・楽器積み込み可能
料金1人:片道約3,000円~11,000円(税込)
 ※季節、繁忙期により異なる
 ※早期予約割引、往復割引あり
座席予約・購入URL:株式会社ブルーストーク予約専用サイト「バスのる.jp

 

運行ルート(起点~終点までの走行距離:片道557Km/走行時間:片道9時間10分)
 【804便(千葉・津田沼/東京→関西方面行き)】
 22:50 津田沼(駅南口 習志野文化ホール前)
 23:40 東京駅(八重洲口鍛冶橋駐車場)
 翌6:00 滋賀・南草津(JR南草津駅東口ロータリー)
 翌7:00 大阪・梅田(プラザモータープール)
 翌7:30 大阪・なんば(難波OCAT 2Fバスターミナル)
 翌8:00 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)

 

 【803便(関西方面→東京/千葉・津田沼行き)】
 21:40 大阪・梅田(プラザモータープール)
 22:10 大阪・なんば(難波OCAT 2Fバスターミナル)
 23:30 滋賀・南草津(JR南草津駅東口ロータリー)
 翌6:24 東京駅(八重洲口鍛冶橋駐車場)
 翌7:30 津田沼(駅南口 習志野文化ホール前)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。