シャープマーケティングジャパンは、西鉄バス北九州、西鉄エム・テック、スピナ、YE DIGITALと協力し、自動販売機能と32V型液晶タッチディスプレイを搭載した「スマートバス停」の実証実験を、福岡県北九州市で6月26日から開始する。
実証実験では、シャープの飲食店向けセルフ注文機(※1)をベースに開発した「スマートバス停」の試作機を、北九州市内の砂津バスセンターに設置。搭載された32V型液晶タッチディスプレイに時刻表や路線図のほか、地元のおすすめスポットやグルメ情報などを表示する他、地元銘菓「くろがね堅パン(※2)」を自動販売(※3)する。
また、このバス停で商品を購入すると、上部搭載されたカメラにより、小倉城や西鉄バスなどのオリジナルフレーム付き記念写真も撮影(※4)できると云う。
シャープマーケティングジャパンら参画企業は、この実証実験を通じて、バス停における物販や大型ディスプレイを活用した情報発信の訴求効果などを検証していく。
[実証実験の概要]
– 設置物:「スマートバス停」試作機
– 設置場所:砂津バスセンター(福岡県北九州市小倉北区)
– 期間:2020年6月26日から1年間(予定)
<参画企業の役割>
・シャープマーケティングジャパン:スマートバス停試作機の開発・設置と保守メンテナンス
・西鉄バス北九州:路線バスの運行
・西鉄エム・テック:バス停運営および保守
・スピナ:くろがね堅パンの製造
・YE DIGITAL:デジタル表示システムの開発
※1:フードコートなどの飲食店向けのタッチパネルで料理の注文や精算ができる端末。搭載の呼び出しブザーを排出する機構を自動販売機能に応用。
※2:大正時代に官営八幡製鐵所(当時)で生まれたお菓子。保存性を高めるために水分を極力抑えたことで、まるで「くろがね(鉄)」のように堅いパンとなったことから、「くろがね堅パン」と呼ばれる。
※3:交通系ICカードでの支払いのみに対応。現金での支払いは不可。
※4:撮影後、画面に表示されるQRコードをスマートフォンで読み込むことで、ダウンロードできる。
[問い合わせ先]
シャープマーケティングジャパン(株) ビジネスソリューション社
システム機器営業推進部
メール: systemsol-smj@sharp.co.jp