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2023年2月9日【シェアリング】

シェアロ、3人乗り三輪EVと小型EVのシェア実証を開始

坂上 賢治

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約10円分のエネルギーで30キロメートル走行出来るEVバイクシェア「Shaero(シェアロ)」を展開するシェアード・モビリティ・ネットワークス(本社:東京都港区、代表者:畑 翼)は2月9日、3人乗り電動トライク「Shaeroトライク」と1人乗り小型EV「Shaeroミニカー」の運用テストの開始を発表した。

 

同社では、予てよりシェアリング運用で提供している折りたたみ電動バイクに加え、新たな車種の提供を組み合わせる事で、より幅広い世代の利用者層に対してモビリティのシェアリングを提供したい考えだという。

 

ちなみにShaero は、国内では唯一の折りたたみ電動バイクのシェアリングサービスであり、都市部での数駅分の距離を効率的なルートで移動できるエコツールとして2021年9月にサービスを開始。目下、首都圏と沖縄エリアでサービス提供を行っている。今回加わる予定としている個々の車種概要は以下の通り。

 

Shaeroトライク
Shaeroトライクは、側車付軽二輪カテゴリの車両で、運転には普通自動車免許が必要。運転者も搭乗者もヘルメットが不要となる車両となる。

 

幅102cm、全長213cmで後部座席に2名乗車可能。最高速度は45キロで満充電走行距離は75キロメートル程度。目下、板橋区上板橋のマンションに設置されたステーションで運用テストを行っている。

 

 

Shaeroミニカー
Shaeroミニカーは、ミニカーカテゴリの車両で、運転には普通自動車免許が必要であるため運転者はヘルメットが不要となる車両。

 

幅68cm、全長164cmとShaeroトライクよりもコンパクトな一人乗り小型EV。最高速度は25キロとスピードが出過ぎず、バイクと同様のバーハンドルでの操作となっている。こちらは足立区日ノ出町のマンションで運用テストを行っている。

 

 

Shaeroバン
Shaeroバンは、ミニカーカテゴリの車両で、運転には普通自動車免許が必要。運転者はヘルメットが不要となる。

 

幅115cm、全長248cmのサイズで1000リットルの荷室を持つ配送用の小型EV。最大積載量90キログラム、最高速度45キロ、満充電走行距離120キロメートルとラストワンマイルの配送ニーズや、個人的な荷物の運搬のニーズに適している。目下、板橋区南常盤台のマンションで運用テストを行っている。

 

 

これら追加検討車種については、正式サービス開始後に同じShaeroアプリで、レンタル提供していく事を想定。「Shaeroバイク」と同様にステーション検索・レンタル予約・レンタル開始・返却、電源のオン・オフまでアプリで操作可能。

 

なお現行の「Shaeroバイク」のレンタルではレンタル開始したステーションとは別のステーションで乗り捨て返却が可能であるが、追加される上記3車種に関してはレンタル開始したステーションで返却する必要があるとしている。

 

同社としては将来的には、リゾートエリアや観光地など家族での移動が見込まれるエリアで「Shaeroトライク」を。温泉地などの観光地では「Shaeroミニカー」を。一般利用者の荷物輸送ニーズがあるエリアや大型店舗へのステーション設置や、法人専用機能とセットで物流拠点への提供について「Shaeroバン」の提供を想定しているという。

 

車両スペック

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。