SGホールディングスは7月1日、保有する日立物流の株式200万株(自己株式を除く発行済株式総数比の2.4%)を、同日、立会外取引で売却したことを発表した。売却益は凡そ80億円。
SGホールディングスグループでは、中長期的な取引関係の維持・発展、シナジーの創出等、保有する目的に必要性・合理性があると判断した取引先企業の株式(政策保有株式)を一部保有。これに該当するとして日立物流の株式を保有している。
また、保有するそれら政策保有株式に関して、コーポレートガバナンス・コードに則り、定期的にその保有目的やシナジーの状況、資本コストに対するリターン等を精査し、継続保有や適正な保有水準等について検証。日立物流株式については、2020年9月と昨年4月の2回に亘り、持分比率の引き下げを実施したが、その後も、持分比率の水準の妥当性について継続的に検討してきたと云う。
そして今回、その結果や、近時において政策保有株式に対する市場の関心が高まっていること、また議決権行使助言会社の基準等も踏まえ、コーポレートガバナンスの更なる向上と資本効率の向上の観点から、保有する日立物流株式の一部を売却した。
SGホールディングスは、引き続き日立物流との提携関係を継続し、事業活動のシナジー創出に向けて営業活動の連携、拠点・車両のシェアリングによるインフラの共有化等により、協業を推進、両社の事業成長を目指していくとしている。
[日立物流株の売却について]
<取引内容>
保有する日立物流株式2,000,000株(発行済株式総数比(自己株式を除く)2.4%)を立会外取引で売却。
<業績への影響>
株式の売却に伴う2023年3月期親会社株主に帰属する当期純利益への影響額は、80億円を見込む。
※詳細については、(SGホールディングス 2022年7月1日付ニュースリリース)「業績予想の修正に関するお知らせ<https://ssl4.eir-parts.net/doc/9143/tdnet/2153263/00.pdf>」(PDF)を参照。
<日程>
(1)取締役会決議日:2022年6月28日
(2)日立物流株式の売却完了日:2022 年7月1日