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2024年12月24日【事業資源】

積水樹脂他、グリーン物流パートナーシップで強靱・持続可能表彰

坂上 賢治

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表彰式の様子、(敬称略)写真左から、プライムポリマー執行役員 業務部長 宮原誠一郎氏、旭化成建材の断熱事業企画部長 野口剛一氏、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのオペレーションマネジメント本部 物流部 部長 辻慶智氏、国土交通省 物流・自動車局長 鶴田浩久氏、センコー執行役員 埼玉主管支店長 横田秀満氏、積水樹脂 執行役員 生産・テクノ本部長 西尾重亮氏、フジテック生産本部 ビッグウイング製作所長 高杉信秀氏、不二製油 購買物流部門 物流 VMI・需給管理課 課長 百瀬範行氏

 

ダブル連結トラック導入による CO₂ 排出量削減・省人化

 

積水樹脂は、センコーを代表者とするパートナー企業6社のうちの1社として国土交通省主催の「令和6年度 グリーン物流パートナーシップ会議 物流パートナーシップ優良事業者表彰」で部門賞「強靱・持続可能表彰」を受賞した。

 

そんな積水樹脂は、1954年の創業以来、複合技術を活かし安全・安心・環境保全に貢献するモノづくりによって、公共・民間の幅広い分野で事業を展開している。

 

その他、今回受賞したパートナー企業は、フジテック、プライムポリマー、旭化成建材、不二製油、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスを含む6社。受賞案件は「ダブル連結トラック導入による CO₂ 排出量削減・省人化」となる。

 

この取組みは、各社が協力して大型車による配送を同圏内で集約し、距離の長い幹線部分をダブル連結トラックを利用して輸送。幹線でないルートは連結を解除しての配送にも応えた。

 

また、センコーがピントルフック付きトラクタを開発したことで有事の際も配送や車輛の回収が可能となったこと、中継地点での運転手乗り替わり輸送でドライバーの日帰り運行が可能となったこと。更にセンコーグループの教育施設にて時間をかけてドライバーを育成することで、排出CO₂削減、省人化等に寄与できていることが物流の強靭・持続可能な取り組みであると評価された。

 

実施前

実施後

 

そうしたなかで積水樹脂は、2023年10月よりセンコーのダブル連結トラックを利用した輸送を開始。2024 年問題をはじめとする物流に関する課題解決やCO₂ 排出量削減・省人化に取り組んできた。

 

 

積水樹脂、ダブル連結トラックを利用した製品の輸送を開始

 

積水樹脂では、今後も「社会の景色に、安全と心地よさを。」のグループスローガンのもと、持続可能な社会を実現するために、運送事業者等と連携し、2024年問題をはじめとする物流に関する課題解決に取り組んでいくと話している。

 

(参考)国土交通省「令和6年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者」ホームページ
https://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000845.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。