シェフラーは、2025年1月7日から10日まで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2025」 に出展し、自社のモーション・テクノロジー製品および技術を披露する。出展ブースはラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)のウェストホール(ブース4140)となる。
出展にあたり米州担当CEOのマーク・マクグラス氏は、「今年のCESはシェフラーにとって重要なマイルストーンです。我々は拡大された製品ポートフォリオを披露し、進化する産業領域に於いて変化のペースを加速させていきます。より具体的には、ヒト型ロボットから自動車および産業向けの革新技術に至るまで、あらゆるニーズに対応するモーションに息吹を吹き込む技術を披露します」と述べた。
そんなシェフラーは、先の2024年10月1日付けでヴィテスコ・テクノロジーズとの合併を完了させている。現在、同社のソリューションはモーション・テクノロジーのあらゆる領域を網羅し、シームレスな技術の統合が可能になっているという。なかでも特に電動モビリティの分野では、包括的な製品ラインナップの提供が可能となり、成長著しいE-モビリティ市場で自動車産業領域を幅広くサポートすることができると謳っている。
例えばブース内の「ヒューマノイド・テクノロジー」エリアでは、モーション・テクノロジーへの取り組みに焦点を当て、人の動作を模倣するロボット技術の進化に重要な役割を果たすシェフラーの技術をインタラクティブな体験を通じて提案する。
展示するモバイル型コボット「EMMA」は、最新のAI技術や生産の垂直統合における強みを活かし、生産現場のあらゆる側面で自動化と効率化を促進する自社の優れた生産技術を示す好例だという。
またASSB(全固体電池)に代表されるバッテリー技術の進化についても、ヴィテスコ・テクノロジーズの最新技術を盛り込んだシャシーシステムと電動パワートレインのソリューションの数々を紹介する。
展示車両はブース内なおいてインタラクティブな体験が可能で、小型乗用車から大型商用車まで幅広く対応させられる。その他、「モーション・ハブ」エリアでは、シェフラーが展開する8つのモーション・テクノロジー製品群がどのようにシームレスに融合し、業界横断的なイノベーションの創出を促進するのかについても解説。たった1つのコンポーネントのデザインが、他のシステムの性能に与える影響などについても紹介していく。