鳥取県境港市と日産自動車、鳥取日産自動車販売、日産プリンス鳥取販売4者は8月23日、カーボンニュートラルなまちづくりの実現に向けて電気自動車(EV)を活用する包括連携協定を締結した。
今締結の背景には、境港市が令和4年・第一回脱炭素先行地域に選定され、再生可能エネルギーの地産地消とゼロカーボンシティの早期実現に取り組んでいるため。
そこで境港市は、更なる脱炭素化を進めるべく今協定を機にEVの普及活動を進化させ、強靱でありながらも持続可能なまちづくりの推進を目指す。
対して日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方の交通課題を解決することにより、社会変革を実現していく電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進している。
この日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」と、境港市が目指す脱炭素社会の実現に向けた取り組みに今回の参画4者が賛同。協定締結が行われる運びとなった。
境港市と日産自動車は、「本協定を通じてEVの普及促進による脱炭素社会の推進や、環境・防災対策等に取り組み、その先にある美しい自然環境の保全やクリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向け共創してまいります」と話している。
ブルー・スイッチによるSDGsへの貢献
その連携項目と取り組み例は以下の通り
(1)EVの普及・利活用
・公用車におけるEVの段階的な導入。
・EV普及に関する諸施策。
・イベント等にてEV展示や電力供給。
(2)EVを活用した再エネ普及・環境教育
・市内の公共施設に導入する再生可能エネルギーとEVを組み合わせ電力の地産地消を促進。
・EVを活用した環境啓発活動を通じ市民の環境意識向上。
(3)EVを活用した防災・災害対策
・発災時に販売会社と市が連携し避難所等の非常用電源としてEVを活用。
(4)その他、協議し必要と定める事項
脱炭素化、強靱化イメージ図