埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市、学長:内山俊一、略称:埼工大)は6月23日、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」が行う実験の参加機関として、東京臨海部・羽田空港地域に於ける実証を開始した。(坂上 賢治)
ちなみに同校は前回SIP(第1期)で、トヨタのプリウス・ベースのSAIKOカーで、お台場地域での実証実験にも参加。今期は昨年8月に新たに開発したマイクロバス「リエッセⅡ」ベースにした自動運転バスを中心に参加していく。埼工大は一期・二期と続けて世界的な大手自動車及び部品メーカーなど29の参加機関と共に参加。私立大学では唯一の2期連続の参加となっている。
今回の第2期では、安全で快適な自動運転社会の実現を目指し、東京臨海部一般道の交通インフラからの信号情報や高速道路の合流支援情報等を活用したインフラ協調型の自動運転の実証実験を行っていた。しかし一時期、新型コロナウイルスの感染防止のため自粛となり、この実証実験を改めて羽田空港地域で自動運転バスを用いて消化していく構え。