佐川急便 は10月27日、関東エリアの中継機能の強化と輸送ネットワークのさらなる効率化を推進するため、東京都江東区に大規模な東京中継センターを新設すると発表した。なお、2026年7月には、関西エリア中継センターの新設も予定していると云う。
東京中継センターは、関東エリアにある7カ所の中継拠点が集約された施設で、2026年2月の稼働を予定。現在稼働中の大型物流施設「Xフロンティア」内の佐川急便中継センターに次ぐ規模になると云う。
同社では、この施設を輸送ネットワーク網の要とし、荷物の集約効果を高めることで、積載効率を改善。大型トラック運行台数の最適化やCO₂排出量の削減を図っていくほか、自動化設備の導入による省人化に取り組み、人員配置も最適化していくとしている。
[大型中継センターの概要]
<東京中継センター>(今回発表)
– 所在地:東京都江東区
– 延べ床面積(※):約86,000㎡
– 処理能力:5万個/時間
– バース数:164バース
– 稼働時期:2026年2月(予定)
<関西エリア中継センター>
– 所在地:兵庫県尼崎市
– 延べ床面積(※):専有部分:約43,000㎡
– 処理能力:10万個/時間
– バース数:290バース
– 稼働時期:2026年7月(予定)
<Xフロンティア内中継センター>
– 所在地:東京都江東区
– 延べ床面積(※):約171,000㎡
– 処理能力:10万個/時間
– バース数:296バース
– 稼働時期:2020年10月に1層目(1・2階)/2021年1月に2層目(3・4階)。
※東京中継センターとXフロンティア内中継センターの延べ床面積は、中継センターが入居している施設の延べ床面積。
佐川急便は、引き続き、パートナー企業と共に輸送ネットワークのさらなる効率化、品質の維持・強化を目指していくとしている。