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2024年4月25日【SDGs】

SA・PA商業施設最大の太陽光発電を清水PAで6月開始

坂上 賢治

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NEXCO中日本(中日本高速道路)と中日本エクシス、NTTスマイルエナジーは4月25日、高速道路サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の商業施設で最大規模となる太陽光発電をE1A 新東名高速道路(新東名) 清水PAに於いて6月ごろから運用を開始予定であることを明らかにした。

 

高速道路でのオンサイトPPA(電力購入契約)の導入は全国で初めてとなる。なおPPAとはPower Purchase Agreementの略で、需要家と発電事業者の間で締結する電力購入契約のことを指す。

 

ちなみにこのオンサイトPPAでは、発電事業者が需要家の敷地や屋根上に太陽光発電システムを設置して発電した電力を需要家に販売するモデルとなる。これに対してオフサイトPPAとは、発電事業者が需要地ではない箇所に太陽光発電システムを設置し、そこで発電した電力を需要家に販売するモデルをいう。

 

NEXCO中日本は、これまでも高速道路の各施設で太陽光発電を導入してきたが、今回の太陽光発電設置面積は1,672㎡、発電容量は254.1kWで高速道路SA・PAの商業施設としては最大規模となる。

 

屋上全面に太陽光発電を設置することで、資産の有効活用が期待できると共に、清水PAの商業施設棟の消費電力の約20%賄うことができ、20年間のCO2排出削減量はのべ約2,512t-CO2が見込まれ、脱炭素社会の実現に貢献する。

 

また、オンサイトPPAにより、NEXCO中日本や中日本エクシスは、初期投資および保守メンテナンスが不要であり、商用電力よりも安価に電力を購入できるため、電気料金を削減できるメリットがある。今回、発電事業者として長期契約の実績が多数あるNTTスマイルエナジーと電力供給契約をし、「スマイルそらえるでんき」を導入する。

 

今回の取り組みについてNEXCO中日本では、「地球温暖化や気候変動といった地球規模の環境問題の解決に貢献していくため、これまでも地域環境の保全と脱炭素化への貢献を経営方針の主要施策に定め、高速道路ネットワーク整備によるCO2排出量の削減やEV(電気自動車)充電設備の拡充などに取り組んでまいりました。今回の導入状況などを踏まえ、高速道路SA・PA商業施設への再生エネルギー活用を積極的に進めていきます」と話している。

 

 

オンサイトPPAによる太陽光発電導入の概要は以下の通り

 

導入箇所:E1A 新東名高速道路 清水PA
PPA事業者:株式会社NTTスマイルエナジー
設置面積:1,672㎡
太陽光発電容量:254.1kW

契約概要:発電事業者であるNTTスマイルエナジーが清水PA商業施設の屋根に太陽光発電設備を設置し、商業施設の運営・管理をおこなう中日本エクシスが電力を購入する。

 

【サービス提供イメージ】

 

太陽光発電導入により算定される効果
太陽光発電による電力で賄える割合:清水PA商業施設棟消費電力量の約20%

初年度のCO2排出削減量:130.6t-CO2
20年間のCO2排出削減量:2,512t-CO2 ※算出にあたっては経年による発電量を考慮

 

問い合わせ先
・NEXCO中日本お客さまセンター (24時間365日対応)
TEL:0120-922-229 (フリーダイヤル)
TEL:052-223-0333 (フリーダイヤルが利用できない場合/通話料有料)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。