国内の走行環境に合わせて小型化、地域活性化に貢献する移動手段を目指す
良品計画(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:堂前宣夫)は2022年5月に千葉県千葉市・花見川団地で実施した自動運転モビリティGACHAの実証実験を経て、同車を日本国内の都市などの交通事情へ適合させるべく仕様等を刷新(1月30日)した。
同社では、「私達は〝感じ良い暮らしと社会の実現〟を目指して、地域の皆様と課題や価値観を共有しつつ、真摯に地域課題に取り組むと共に地域を活性化する様々な活動を進めています。
また地域に開かれた店舗運営を通じて店舗が、人と人、人と自然、人と社会を繋ぐ場となることを目指しています。
そうしたなかで自動運転モビリティGACHAは、少子化や高齢化が進む様々な地域に於いて、公共交通機関の減少などで移動手段の制約を解決する施策のひとつとして提案。外出機会の創出やコミュニティ形成、地域の活性化に貢献することを視野に据えています。
そこで2022年に千葉県で実施した実証実験の結果をもとに、以前の車両サイズから車幅を約半分とする小型化ボディを採用しました」と話している。
なお小型化されたGACHAは、従来車では走行が難しかった住宅街での狭い道幅に対応させることの他、商店街などの歩行領域でも走行できるよう配慮。対応エリアやルートの選択肢が増えることで、今まで以上に多様な需要にあわせた支援やサービスに応えられるとした。
なお同社では今後、実用化に向けた実証事業を行っていく構えで、具体的には「札幌国際芸術祭2024」(北海道札幌市)に於いて2月4日から11日まで、さっぽろ雪まつり大通2丁目会場で、作品の一部として展示と走行デモが実施される予定としている。
車両概要は以下の通り
全長:3135mm
全幅:1306mm
全高:1830mm
乗車定員:4名
走行速度:0~19km/h
駆動方式:DCモーター
自動運転方式 :電磁誘導