実用ロボット(ワークロイド)専業メーカーのテムザックは5月7日、本店を福岡県宗像市から京都府京都市へ4月20日に移転したと発表した。
テムザックは、本店移転の理由について、「けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)」の利用や行政の支援の手厚さ等、先端研究(AI/群れロボット、自動運転)を行うにあたり、京都市が適していることなどを挙げ、今後は、府や市の協力を得て進めてきたユニバーサルモビリティ「RODEM(ロデム)のシティモビリティ化(※)」を加速すると共に、グローバル拠点の京都中央研究所を活性化し、世界展開を目指すとしている。
なお、これまでの本店・福岡県宗像市の拠点に関しては、ロボット(ワークロイド)の開発拠点として残し、特に、災害レスキューロボット、危険現場のロボット等の大型ロボットのBtoBや、医療分野、医療シミュレーターロボットの開発を行っていくとしている。
テムザックは、九州で培った技術力を京都の地で洗練し、日本からグローバルに最先端の技術を発信できるよう、今後も技術開発を進めていくとしている。
※真のバリアフリー実現を目的に開発されたユニバーサルモビリティ「ロデム」を、シェアサイクル同様、シティモビリティとしてシェアリング運用する構想。今年3月に京都府の協力で5G遠隔操作の実利用テスト、また京都市の協力を得て時速12kmでの車道走行テストを実施した。
[会社概要]
– 会社名:株式会社テムザック
– 代表取締役社長:川久保 勇次
– 本店及び中央研究所所在地:
〒602-8482 京都市上京区浄福寺通上立売上る大黒町689番地1
– 電話:075-748-0856
– FAX:075-748-0857
■テムザック:https://www.tmsuk.co.jp/