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理化学研究所(理研)は2019年8月30日、ありがとう「京」シャットダウンセレモニーを行った。
兵庫県神戸市の理研計算科学研究センターに設置されたスーパーコンピュータ「京」は、2012年9月の共用開始以来、多くの研究機関・企業に利用されてきたが、8月16日、その役目を終え、共用を終了した。

主催者挨拶をする松本紘理事長(左)と、「京」への謝意を述べる松岡聡センター長(右)
セレモニーの最後に来賓の代表、ならびに理研の松本紘理事長がスイッチを押し、「京」をシャットダウン。松本理事長は、「京」の開発・運用への支援・協力への感謝の意を表すとともに、後継機「富岳」の完成・運用に全力を尽くす決意を表した。
理研は、9月から「京」の撤去工事を始めるとともに、「富岳」の設置工事を本格化。「富岳」は2021年頃の共用開始を目指している。