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2021年3月10日【人事】

ルノー・日産・三菱自アライアンス、2021/4/1付役員変更

NEXT MOBILITY編集部

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ルノー・日産・三菱自動車 アライアンス・HP

 

 

ルノー・日産・三菱自動車アライアンスは3月10日、2021年4月1日付の役員の変更を、以下の通り発表した。

 

 

[役員の変更(2021年4月1日付)]

 

・現在、購買担当アライアンス副社長およびアライアンス共同購買組織(APO)のマネージング・ダイレクターを務めるヴェロニク=サラデポ氏が、アライアンス事務局長に就任。同氏は引き続きルノーのボード・オブ・マネジメント(BoM)のメンバーを務める。
 また、アライアンス・コーポレーション・オフィスを統括する事務局長として、アライアンスの主要な共同プロジェクトのコーディネーションを図ると共に、アライアンスのメンバー3社の利益に資する開発・適用の分野拡大を目指し、オペレーション上の協業の加速・深化に取り組む。

 

・ジャンルカ=デ・フィッシ氏は、ヴェロニク=サラデポ氏の後任として、購買担当アライアンス副社長およびAPOのマネージング・ダイレクターに就任し、ルノーBoMのメンバーとなる。

 

・現在、アライアンス事務局長を務めるハディ=ザブリット氏は、3月末をもって同職を退任する。

 

ルノー・日産・三菱自動車アライアンス・ロゴ

 

[ザブリット氏のアライアンス事務局長退任にあたってのコメント]

 

■ハディ=ザブリット氏

 

「長年にわたり私を信頼し、ルノー・デジタルの発足から運営、戦略的な協業関係の構築や運用、そして何よりも、アライアンスの新たな協業モデルの見直しと導入を任せてくださったルノーならびにアライアンス・ボードの皆さんに心から感謝申し上げます。そして、引き継ぐ新しい事務局長のサラデポ氏の成功を願っております」。

 

■アライアンス オペレーティング ボード議長(ルノーグループ会長) ジャンドミニク=スナール氏

 

「アライアンスに新たな活力を与え、アライアンス・パートナー各社にとって極めて戦略的な協業をリードしてくれたザブリット氏には深く感謝しています。同氏の目覚ましい取り組みのおかげで、我々の志に沿った一連のプロジェクトが進み、明るい展望が見えてきました。新任のサラデポ氏とデ フィッシ氏はこれまでルノーと日産の重要なポストを歴任し、アライアンスの強化に貢献してくれました。二人にはこれまでの経験と、パートナー各社の幅広い知識を生かし、アライアンスの改革および協力関係の強化をさらに加速させ、協業分野を拡大してくれることを期待しています」。

 

 

3月末にアライアンス事務局長を退任するハディ=ザブリット氏。

3月末にアライアンス事務局長を退任するハディ=ザブリット氏。

 

 

[変更役員の略歴]

 

■ヴェロニク=サラデポ氏

 

・エコール・ポリテクニーク・フェミニン(École Polytechnique Féminine)工学部卒業。1989年にルノーに入社、購買部門に配属される。フランスおよび日本でルノーと日産の購買部門、ルノー日産共同購買組織(RNPO)、CEOオフィスのポストを歴任。

 

・2005年に日産自動車の購買戦略部の主管に就任、2007年に部長に昇格する。2009年にRNPOの車体部品担当のジェネラル・マネージャーに就任。
 2010年にバイス・プレジデントに昇格し、RNPO の車体・電装部品購買を統括する。2014年に同アライアンス・グローバル・ダイレクターに就任。
 2015年1月にRNPOの副マネージング・ダイレクター 兼 ルノー・日産の専務執行役員に就任し、購買部門を統括する。
2016年11月に購買担当のアライアンス・グローバル副社長 兼 RNPO会長に就任。

 

・2018年4月からはRNPOの業務範囲を三菱自動車の購買まで拡大。名称をアライアンス共同購買組織(APO)と改め、同氏が購買担当アライアンス副社長 兼 アライアンス共同購買組織(APO)のマネージング・ダイレクターとして統括する。

 

・2019年3月1日にルノーのエグゼクティブ・コミッティ(2021年1月にボード・オブ・マネジメントに改称)のメンバーに就任。

 

・2021年4月1日付けでアライアンスの事務局長に就任し、引き続きルノーのBoMのメンバーを務める。

 

■ジャンルカ=デ・フィッシ氏

 

・ローマのルイス大学経済学部卒業。1994年のアーンスト&ヤング入社を経て2001年にルノーに入社、イタリアのRCIバンク(ルノーの販売金融子会社)のファイナンス・ダイレクターを務める。

 

・2004年にRCIバンクのプランニング&マネジメントコントロール担当のダイレクターに就任。2007年にクレディ・アグリコルとフィアットの合弁会社であるFGAキャピタルに入社し、2013年には同社の会長 兼 CEOに就任。

 

・2014年10月にRCIバンク&サービスの最高経営責任者に就任。2016年4月にRCIバンク&サービスのCEOに加え、DIAC SAの取締役会長を兼任。2017年にルノーグループのマネジメント・コミッティ(CDR)のメンバーに就任する。

 

・2018年4月に日産自動車の専務執行役員および欧州マネジメント・コミッティ議長に就任。

 

・2020年10月1日以降は日産のAMIEO(アフリカ・中東・インド・ロシアを含む欧州・オセアニア)マネジメント・コミッティのチェアパーソンを務める。

 

・2021年4月1日付で購買担当アライアンス副社長およびAPOのマネージング・ダイレクターに就任するとともにルノーのBoMのメンバーとなる。

 

 

■ルノー・日産・三菱自動車アライアンス:https://www.alliance-2022.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。