ルノー・日産自動車・三菱自動車(ルノー連合)設立の戦略的ベンチャーキャピタルファンド、「アライアンス・ベンチャーズ」は1月16日、デジタルテクノロジー・モビリティサービスの分野への新たな投資として、米国のテキオン(Tekion)社の株式を取得した。
アライアンス・ベンチャーズでは、自動車業界向けに最先端の次世代システムを手がける新興企業、初期段階の技術開発、起業家への投資を行っているが、今回の投資は、2018年にアライアンス・ベンチャーズが実施した9件の直接投資に続くものとなる。
テキオン社は、人工知能を活用した自動車小売り向けのクラウドプラットフォームを開発し、米国各地の自動車ディーラーにサービスを提供している。
なお、アライアンス・ベンチャーズは、今回のテキオン社への投資契約内容を、非公表としている。
この投資に際して、アライアンス・ベンチャーズとオープンイノベーションを担当するアライアンス グローバル バイス プレジデントのフランソワ・ドーサ氏は、以下のように述べている。
「我々はデジタル上でコネクトされた最先端の顧客サービスを提供する自動車会社が大きな競争優位性を得ることになるだろうと考えています。これが最先端の技術を活用して自動車小売りにおけるデジタル体験とモビリティソリューションを提供しているテキオン社に投資する理由の一つです」。
また、テキオン社の創業者兼CEOは、「我々は機械学習・人工知能、ビッグデータ、IoTなどの最新技術を単一のクラウドプラットフォームに統合し、オンラインから店舗までシームレスなデジタル体験を提供します。アライアンス・ベンチャーズの投資により、OEM、ディーラー、消費者をこれまで以上につなぐクラス最高の統合された体験を、よりスピーディに創造することが可能になるでしょう。」と、述べている。
■Tekion(英語):https://www.tekion.com/