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2023年9月24日【イベント】

レッドブル、F1コンストラクターズチャンピオンを連覇

坂上 賢治

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FIAフォーミュラ・ワン世界選手権・第17戦日本グランプリの決勝が、9月24日に開催され、本田技研工業(Honda)がチームパートナーを務めるOracle Red Bull Racing(オラクル・レッドブル・レーシング)が、三重県・鈴鹿サーキット於いて年間コンストラクターズチャンピオン連覇を達成した。

 

 

また今シーズンは、第15戦となったイタリアグランプリで2022年シーズン最終戦のアブダビグランプリから続く15連勝を記録。更にマックス・フェルスタッペン選手もドライバーとして今シーズンのマイアミグランプリから10連勝を達成。いずれも過去の記録を塗り替えるF1史上最高記録となっている。

 

今季のHondaは、オラクル・レッドブル・レーシングとScuderia AlphaTauri(スクーデリア・アルファタウリ)のチームパートナーとして技術支援やマーケティング協力などを行い、その一環として、本田技研工業傘下のホンダ・レーシング(HRC)がパワーユニット(PU)を製造・供給。シーズンを通したPU運用のサポートも行っている。

 

9月22日~24日の3日間で、延べ22万2000人の観客度員を記録(昨年比111%)した鈴鹿サーキットに於ける最終日24日の決勝レースは、最終的には5台のリタイヤ車両が積み上がるサバイバルレースとなったものの、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン選手が、第一コーナーの突入からレースをリードし続けた。

 

 

序盤での接触の混乱によりセーフティカーが導入された他、ライバルの出走各車が、タイヤ劣化に伴うデグラデーションに悩む中で、フェルスタッペン選手は、決勝前の3回の予選セッションを最小限のタイヤで切り抜け、決勝では充分な交換本数のタイヤを確保。

 

その結果、終始に亘って戦いを優位に進め、最終スティントの最終コーナー立ち上がりで、2位のランド・ノリス選手(マクラーレン・メルセデス)、3位のオスカー・ピアストリ選手(マクラーレン・メルセデス)を従えてトップでゴールラインを潜りフェルスタッペン選手が優勝。

 

フェルスタッペン選手は、首位の獲得ポイントに加え、ファステストタイムを加算した大量ポイントを得たことにより、オラクル・レッドブル・レーシングが年間コンストラクターズチャンピオンの連覇を達成した。

 

なおHondaは、双方のチームパートナーシップが続く2025年シーズンまで、オラクル・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリの両チームへPU供給を続けて行く予定としている。

 

 

この年間コンストラクターズチャンピオン連覇について本田技研工業の三部敏宏 取締役 代表執行役社長は、「オラクル・レッドブル・レーシングのコンストラクターズチャンピオン連覇達成に対し、心よりお祝い申し上げると共に、Hondaの地元、鈴鹿サーキットで年間タイトルを獲得してくれたことを大変うれしく思います。

 

今シーズン残る6レースと2024年、2025年シーズンもチームパートナーとして全力でサポートしてまいります。これからもHondaはレースを盛り上げていくとともに、世界最高峰カテゴリーで培った技術を研ぎ澄まし、先進技術領域などでも世界一を目指し挑戦し続けていきます」と述べた。

 

またホンダ・レーシングの渡辺康治 代表取締役社長は、「オラクル・レッドブル・レーシングのコンストラクターズチャンピオン連覇達成おめでとうございます。

 

Honda/HRCの技術が込められたPUがこのような偉業に貢献できたことをうれしく思うとともに、HRCのメンバーはもちろん、このプロジェクトに関わっている オール Hondaのメンバー、そして、サプライヤーの皆様など、PU製造に携わる全ての方々に改めて感謝を申し上げます。

 

当社は、これからもHRCは技術を磨き、全力でオラクル・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ両チームへの技術サポートを続けてまいります」と話しており実際、2025年まで現行のエンジン開発が凍結されているなかで、来季に於いてもレギュレーションの範囲内に於いて可能性がある限り、パワーユニットの改良を続けていく意向を示していた。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。