日本車輌製造は11月19日、東海旅客鉄道(JR東海)から、新幹線電車「N700S」を384両(24編成)受注した。
納入予定時期(売上計上予定時期)は、2021年3月期に112両(7編成)、2022年3月期に144両(9編成)、2023年3月期に128両(8編成)。なお、受注金額は非公表としている。
支配株主との取引等に関して
日本車輌は、同取引について、発注元であるJR東海が同社親会社にあたることから、支配株主との取引等に該当するため、「支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針(2019年6月28日開示のコーポレート・ガバナンスに関する報告書記載/※)」への適合状況を、以下のように説明している。
・日本車輌は、同取引の公正性を担保し、利益相反を回避するため、受注価格の決定に際しては、過去の類似取引をベースに、仕様差異等諸般の事情を総合的に勘案して慎重に検討した上で、JR東海と複数回にわたる交渉・協議を第三者との取引と同様の手順で行った。
・意思決定に際しては、同件取引について適切な手続きを経ていることを、独立役員である社外監査役の飯泉浩氏に確認。飯泉監査役から、同取引が上記手続きを経ており適正であると認められ、少数株主にとって不利益なものでないとの意見を11月13日に入手している。
以上のことから、日本車輌は、同取引における対応は上記「支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針」に適合するとしている。
[新幹線電車受注の内容]
1.受注先
東海旅客鉄道株式会社
2.受注品目、数量
新幹線電車「N700S」 384両(24編成)
3.受注金額
非公表
4.納入予定時期(売上計上予定時期)
– 2021年3月期 112両(7編成)
– 2022年3月期 144両(9編成)
– 2023年3月期 128両(8編成)
5.業績に与える影響
2020年3月期の業績への影響はないが、2021年3月期以降の売上高への寄与を見込んでいる。
※(日本車輌)支配株主等に関する事項について:https://www.n-sharyo.co.jp/finance/irinfo20190627.pdf