神戸製鋼所は11月16日、PRIDE指標において、最上位の「ゴールド」を受賞したと発表した。
PRIDE指標は、任意団体「work with Pride」が2016年に策定した日本初の職場におけるLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標。「行動宣言」「当事者コミュニティ」「啓発活動」「人事制度」「社会貢献・渉外活動」の5つの項目があり、今回、神戸製鋼所は5つの評価指数をすべてクリアできたことで、「ゴールド」を受賞することとなった。
また神戸製鋼所は、ダイバーシティ&インクルージョンの推進の一環としてLGBTに関する理解促進に向けた取り組みを進めていく中で、法的な婚姻を結ぶことのできないLGBT当事者が法律婚と同様に社内制度を適用できる環境を整えることを目的として、「KOBELCOファミリーシップ制度」を2021年12月に新設することとした。同性パートナーとその子を社内制度上で「家族」と認めることで、休暇や両立支援制度等を利用できるようになる。
制度導入にあたり、同社は性的指向や性自認に関する正しい理解を深めるための各種研修も実施してきた。今後もLGBTに関する理解促進に向けた各種取り組みを展開していくとしている。