楽天連結子会社の楽天カードは、7月26日の取締役会で、アメリカにおける銀行業務開始を目的とした認可申請と、同社全額出資(4億ドル)による子会社の設立を決議した。
楽天は、米国で2005年にアフィリエイト事業に参入、2010年にECサービスを開始し、会員制オンラインキャッシュバック・サイト、電子書籍配信事業等、様々な事業を展開。現在、ECを中心とした強固な「楽天エコシステム」の形成を図っており、海外事業において米国は重要な位置づけとなっていると云う。
今回楽天は、米国におけるエコシステムの更なる強化のため、子会社の楽天カードがユタ州で産業銀行(Industrial Bank)の認可を取得し、米国全土での銀行サービスを提供することを目指す。
楽天カードは今後、必要な関係当局からの認可等取得を前提に、米国での銀行業務開始に向けて各種準備を進めていくとしている。
[新設する会社の概要]
– 商号:Rakuten Bank America
– 事業内容:クレジットカード発行及びアクワイアリング業務、無担保個人融資、中小事業主への事業融資及びその資金調達のための預金の受入れ。
– 資本金:4億米ドル
– 出資比率:楽天カード100%
※代表者、設立年月日、決算期、純資産、総資産は未定。決定次第告知する。
[楽天カード概要]
– 商号:楽天カード株式会社
– 所在地:東京都世田谷区玉川1-14-1
– 代表者:穂坂 雅之
– 事業内容:クレジットカード、カードローン、信用保証業務
– 資本金:19,323百万円
[日程]
(1)楽天カード取締役会決議日:2019年7月26日
(2)楽天取締役会決議日:2019年7月26日
(3)設立予定日:2019年7月31日(予定)
(4)認可申請予定日:2019年7月26日(予定)