センサー類や遠隔運行管理システム導入
実験車両は、6月の第一弾と同様、日野自動車製「日野ポンチョ」をベースとした車両を使用。
ベンチャー企業の先進モビリティによりカスタマイズされた車両には、カメラやLiDER、ミリ波レーダ、自動ステアリング等、自動運転に必要な装備を装着。
自動運転は、事前にシステム上でのルート設定し、GPSを活用することで誤差5cmの範囲での運行が可能だ。
また、カメラやLiDAR等からの様々な情報により高精度3D地図も自動生成することで、GPSが届かない状況でも正確なルート運行を可能にしている。
加えて、車両にはソフトバンク傘下でスマートモビリティ事業を手掛けるSBドライブが開発中の遠隔運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」も採用する。これは、完全自動運転中にデータセンタ等にいる遠隔運行管理者が車内を常に監視するというもの。
例えば、運行中に乗客が立ち上がり移動したりすることで転倒の危険がある場合には、管理者が車内放送で注意を促すといった安全上の管理を行う想定だ。
このシステムにより、ドライバーが不在のレベル4以上の自動運転下において、安全な運行が可能か否かの実験も行う。